兪先生から「フォーリンポリシー」のコピーを昨日頂いた。記事は2016年1月15日に掲載されたもので、もう2年近く前のものだが、尖閣列島の領有をめぐって日本と中国が戦闘状態に入った場合のアメリカの行動についてのシミュレーションの報告である。 「フォーリン・ポリシー」の二人のレポーターが戦争ゲームの専門家のところで「尖閣インシデント」という戦争ゲームをする話である。 「日本海軍」(Japanese navy)とか「嘉手納基地が跡形もなく吹き飛ぶ」とか「日本の乗組員が500人死ぬ」とか、われわれからすると「ずいぶん無神経な言葉づかい」と思える表現が散見されるが、ラングレーやホワイトハウスのアメリカの専門家たちはたぶんこういう言葉づかいとこういうロジックで外交的選択肢について論じているのだろうということを知る上ではたいへん裨益するところの大きな資料である。 問題はこういう「想像力の使い方」を必要な