「北島時代」の終わり フォーム学んだ後輩が引導 男子200メートル平泳ぎ決勝で4位になった北島康介=樫山晃生撮影 【第6日、競泳男子200メートル平泳ぎ】 じわじわ開いていくトップとの距離が、時の移ろいを映し出す。男子200メートル平泳ぎで北島は130メートル付近で首位を譲ると、タッチの差で立石にも抜かれ、4位に終わった。 2002年に初めて世界記録を更新してから10年。平泳ぎにおける「北島時代」が終わった。 優勝したジュルタ(ハンガリー)は100メートル金のファンデルバーグ(南アフリカ)に続き、09年に高速水着で作られた世界記録を更新。優勝した2人は北島の美しいフォームを学び、さらにパワーがあった。 北島は右肩を痛めてフォームを崩していた。仮に万全だったとしても、このレベルでの優勝争いは難しかっただろう。 続きを読む この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。 登録申し込み