中央電力に聞く、「不要な情シス」と「頼られる情シス」:デジタルビジネス時代、「情シス不要論」の真意とは? およそ全てのビジネスをITが支え、IoT、X-Techといったデジタルビジネスも活発化している現在、システム開発・運用の在り方が収益・ブランドに直結する時代となっている。こうした中で、「ビジネスに寄与しない、システムのお守りしかできない情報システム部門(以下、情シス)はもういらない」といった「情シス不要論」が一部で囁かれ続けている。煽情的に語られることが多いこの言葉だが、具体的には何を意味するのか? 自由化を背景としたシビアな電力市場で自社ビジネスを支える傍ら、自ら「情シス必要論」を提唱している中央電力 情報システム部 課長 山下光洋氏に話を聞いた。 デジタルビジネス時代、情シスはもう不要? モバイルやクラウド、AI、IoTといった技術が急速に身近になるにつれ、ビジネスにおけるITの役