ロイターの日本語記事でも取り上げられているが*1、先月末にジョン・テイラーが、ポール・ライアン共和党下院議員と共同で、FRBの使命を物価安定一本に絞るよう訴える論説を書いている(ジョン・テイラーの12/1ブログエントリ経由)。 以下はその概略。 ワシントンの政策当局者は、経済繁栄の基礎を再構築することに精力を注ぐべきである。低率で公平な税制、合理的で予測可能な規制、節度と責任ある財政支出、健全で正直な金融は経済成長の持続と雇用創出には不可欠である。税金、財政支出、政府債務というワシントンの3点セットに対し、11月の選挙で有権者はノーを突きつけ、財政政策に規律を取り戻すよう求めた。金融政策もそれに沿ったものであらねばならない。 約一世紀前に議会は、貨幣供給をコントロールする力を持ち、それによって物価を安定させる独立した中央銀行としてFRBを設立した。金融政策は、正しくも、税や財政支出政策とは