ウィンストン・チャーチルと書斎、1939年2月25日。第二次世界大戦が勃発する約半年前の写真(写真提供:Getty Images) R-2021-094 「ナチスを助長した保守派が彼らを権力から引きずり降ろす機会がありながら、それを見逃したのはなぜか」「それはデモクラシーを守ることと自分の権力維持を天秤にかけて、後者を取ったということ。この教訓は絶対に忘れてはなりません」――各報告後の質疑応答で明らかにされた人類が忘れてはならない戦間期欧州の歴史の教訓とは。 ※本稿は、2022年3月9日に開催されたウェビナー「歴史から考えるポピュリズム―戦間期ヨーロッパの経験から」で報告した内容の一部である。 【登壇者】 ゲストスピーカー 水島治郎(千葉大学教授) 歴史分析プログラム ポピュリズム国際歴史比較研究会プログラムメンバー 細谷雄一(東京財団政策研究所研究主幹/慶應義塾大学教授) 高橋義彦(北海