釜石市が戦時中に2度目の艦砲射撃を受けてから70年となった9日、同市中妻町の中妻体育館で市戦没者追悼式が行われた。戦没者や戦災殉難者を悼み、戦争を繰り返さない思いを新たにした。 遺族ら193人が参列。黙とうをささげ、野田武則市長は「戦災は永遠に忘れられない深い悲しみであり、平和への思いを後世に伝えていくことが使命だ」と式辞を述べた。 釜石地区遺族会の佐々木郁子会長は「歴史をたどり、これからの国の在り方を考えることが大切だ。ご英霊の遺志を大切に、平和社会の維持に努めていく」と追悼の言葉を述べた。 【写真=祭壇に花を手向け、釜石市の戦没者を追悼する参列者】