日銀が8日に発表した6月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の622兆6858億円だった。写真は都内で2013年2月撮影(2024年 ロイター/Shohei Miyano) Takahiko Wada [東京 8日 ロイター] - 日銀が8日に発表した6月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比3.2%増の622兆6858億円だった。残高は2000年1月以降の最高を更新した。不動産やM&A(企業の合併・買収)関連、経済活動の改善に伴う資金需要が続いている。 業態別にみると、都銀等が4.4%増の251兆5035億円で、伸び率・残高ともに前月を上回った。不動産やM&A関連などの大口案件が伸び率を押し上げた。地銀・第二地銀は3.0%増の293兆8494億円で、残高は1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.5%増。 預金平残は都銀・地銀・