10月31日告示、11月17日投開票の知事選で6選を目指す福田富一(ふくだとみかず)知事(71)=自民推薦=の選挙公約の概要が10日、判明した。次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側への延伸を支援し、東武宇都宮線との相互乗り入れを目指すとした。 (残り:約 612文字)
宇都宮飛行場南側の誘導路に停止している白色の双発機。米軍が攻撃し双発機に向かう銃弾が赤く映っていた=1945年2月17日(豊の国宇佐市塾提供) 太平洋戦争の資料を収集、解析している大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」が16日までに、米軍機が宇都宮市の陸軍宇都宮飛行場を空襲した映像を新たに報道陣に公開した。米国立公文書館から映像を入手し解析した。同飛行場への空襲を巡っては、団体はこれまで1945年7月30日の映像を公開、今回は同年2月17日の空襲の様子が撮影されている。戦後79年を迎え戦禍の記憶の継承が課題となる中、貴重な資料といえそうだ。 団体によると、映像はカラー2点とモノクロ1点の計3点で計34秒。いずれも上空からで米軍機に装備された「ガンカメラ」で撮影したとみられる。 同飛行場は現在の作新学院大や宇都宮市清原中付近一帯にあった。格納庫裏の機体に向けての機銃掃射や、誘導路の双発機へ
外国人富裕層をターゲットに、栃木県が昨年10月に売り出した1人400万円の奥日光ツアーの申し込みが、販売期限の今年1月末までに1件もなかったことが24日までに、県への取材で分かった。都内と奥日光をヘリコプターで往復する2泊3日のプランで、価格を290万円に引き下げ、販売期間も延長したが成約に至らなかった。要因について県は発売前の周知不足やプランの設定を挙げている。 ツアーは当初、奥日光の紅葉を満喫してもらおうと企画された。ヘリコプターで成田空港などから奥日光へ直行し、高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」に滞在。世界遺産「日光の社寺」やガイド付きの自然巡り、旧イタリア大使館別荘でのディナーなどが組み込まれていた。 国の観光再始動事業に採択され、県は本年度一般会計補正予算に事業費1500万円を計上。全額国庫負担で、昨年10月に販売を開始した。当初の販売期限だった12月上旬までに、県は9回の
「おや~ま ゆう~えんち~」。耳に残り、思わず口ずさみたくなるユニークなCMソングが、かつての子どもたちを魅了した。県南の一大レジャー施設「小山ゆうえんち」だ。 創設者は林卯吉郎(はやしうきちろう)さん。1960年5月に開園(仮開園)した。もともとは、人々が気軽に花を観賞できる憩いの場を作りたいと、林さんが自身の農場にツツジやサツキ、アジサイなどの木々を植えたことが始まりだった。そして開園後、コーヒーカップやゴーカートを設置し、遊園地らしく発展していった。 65年ごろには北関東初となる国際規格の屋内アイススケート場や県南初のボウリング場も整備。連日順番待ちの行列ができ、満員札止めを行うほど大盛況だったという。77年にかんぴょうむき選手権を開催。79年には長さ30~40メートルのこいのぼりを揚げた。数々の誘客策が実を結び、多い年は来場者が80万人を超えた。 当時の職員で、現在は小山市内の広告
国土交通省関東運輸局は2日、栃木県地区のタクシー初乗りの上限運賃を現行の「1・1キロ500円」から約1割値上げとなる「1キロ500円」に改定すると発表した。実施は12月4日から。物価高騰への対応、運転手の労働環境改善と人材確保を図ることが目的。県全域の運賃改定は2020年以来、3年ぶりとなる。 初乗りのほか、加算運賃も改定となる。現行271メートルごとに100円の加算が、246メートルごとに100円と値上げになる。 運輸局は「燃料費をはじめ、全体が物価高騰の影響を受ける中で適正な価格を算出した」と説明。県タクシー協会の鉢村敏雄(はちむらとしお)専務理事(70)は「増収分を賃金に反映し、なり手を確保することで公共交通機関としてのサービスを維持したい」と話した。 協会によると、新型コロナウイルス禍や高齢化を背景に運転手の離職が増加。若手を中心になり手も不足しているという。 運賃改定は宇都宮市内
病床使用率が50%を超えるなど、栃木県内で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。自治医大付属病院感染制御部の森澤雄司(もりさわゆうじ)部長が5日までに下野新聞社の取材に応じ、「第8波のピークはまだ先」とし、医療体制急迫の危機感と共に、人出が増える年末年始に向けワクチン接種の積極的な検討を呼びかけた。注目されるインフルエンザとの同時流行は「先行きは見通せない」と指摘した。 病床使用率は11月28日に50.2%となり、3カ月ぶりに5割を超えた。同病院でも医療スタッフの感染が相次ぎ、森澤部長は「院内の医療体制は切迫してきており、一般診療に影響が出かねない」と危惧する。 「第8波」の感染者は、大半を40代以下が占める。「行動制限が求められておらず、ワクチン接種が鈍っているためではないか」と推察する。4回目ワクチンの接種率は、11月27日時点で50代の42.2%、65歳以上の82.4%に対し、4
栃木県は13日、新たに計3318人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては8月4日(3371人)に次いで過去2番目の多さとなる。病床使用率は12日時点で67.5%となり、過去最高を更新した。県内の入院・救急医療の逼迫(ひっぱく)度が高まる中、県は近く対策本部会議を開き対応を協議する方針。 新規感染者が3千人を超えるのは8月18日(3214人)以来約4カ月ぶり。病床使用率は、県が「救急医療などコロナ以外の診療に影響が生じかねない危機的な状況」と位置付ける50%を大幅に上回っている。 県医療政策課によると、入院者の約7割を高齢者が占め、持病で入院中の人が院内感染し、コロナ病床に移る例が増えているという。持病などを理由に、回復した患者の転院が円滑に進まないことも病床使用率上昇の要因になっている。 12月に入り、医療機関ではクラスター(感染者集団)が8件発生。感染
フタバ食品(宇都宮市)は13日、アイスバー「里のくり」を復刻版としてファミリーマート限定で発売する。 栗のペーストを使った栗味アイスの中に軟らかい栗あんを入れた。栗の優しい甘さを楽しめる、「昭和」のどこか懐かしい味わい。1982年に発売し、2007年に販売終了したが、レトロブームもあり、栗あんを当初より50%増量して復刻する。 内容量は85ミリリットル。希望小売価格は151円。
「九尾の狐(きつね)伝説」で知られる栃木県那須町湯本の国指定名勝「殺生石」で、イノシシ8頭の死骸が見つかっていたことが9日分かった。群れで行動するうちに付近に迷い込み、硫化水素などの有毒な火山ガスを吸ったとみられる。殺生石周辺でタヌキといった動物の死骸が発見されることはあるが、関係者は「これだけまとまった動物の死骸は聞いたことがない」と驚いている。 殺生石園地を管理する環境省日光国立公園那須管理官事務所によると、7日午前10時20分ごろ、業務のために殺生石を訪れた同事務所職員が死骸を発見。8頭のうち成獣は3頭で一回り小さな幼獣が5頭。いずれも園地内で特に硫化水素や亜硫酸ガスの発生が多いとされる殺生石の右奥付近に横たわっていた。 同事務所は県などに相談し、豚熱感染によるものではないと判断。翌8日午前9時半から同事務所と那須町などの職員計8人で死骸の回収作業を行った。死骸は8日のうちに焼却処分
自民党県連副会長の板橋一好(いたばしかずよし)県議(81)=小山市・野木町選挙区、13期=が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体である世界平和連合栃木県連合会の代表を務めていることが2日、分かった。岸田文雄(きしだふみお)首相(自民党総裁)は8月31日、党と旧統一教会との関係を断つと表明したが、板橋氏は下野新聞社の取材に「辞める理由がない」として代表を継続する考えを明らかにした。 板橋氏によると、同連合会の代表は政界引退した自民系の元県議から7、8年前に引き継いだという。自身の選挙の際に、教団側から運動員の派遣を受け街頭演説やポスティングなどを手伝ってもらっていた。小山市内の教団関連施設を年に数回訪れ、県政報告も行っていたという。 板橋氏は教団との関係を絶つと表明した岸田首相の方針を「統一教会を利用した安倍派たたきだ」と批判。党本部から指示があっても教団との関係を継続する意向を示
自民党県連副会長の板橋一好(いたばしかずよし)県議(81)=小山市・野木町選挙区、13期=が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体である世界平和連合栃木県連合会の代表を務めていることが2日、分かった。岸田文雄(きしだふみお)首相(自民党総裁)は8月31日、党と旧統一教会との関係を断つと表明したが、板橋氏は下野新聞社の取材に「辞める理由がない」として代表を継続する考えを明らかにした。 板橋氏によると、同連合会の代表は政界引退した自民系の元県議から7、8年前に引き継いだという。自身の選挙の際に、教団側から運動員の派遣を受け街頭演説やポスティングなどを手伝ってもらっていた。小山市内の教団関連施設を年に数回訪れ、県政報告も行っていたという。 板橋氏は教団との関係を絶つと表明した岸田首相の方針を「統一教会を利用した安倍派たたきだ」と批判。党本部から指示があっても教団との関係を継続する意向を示
2023年3月の開業を目指して宇都宮市と芳賀町が整備する次世代型路面電車(LRT)の鬼怒川橋りょうが完成し12日、報道陣に公開された。 鬼怒川橋りょうは、鬼怒川右岸の同市下平出町と左岸の同市竹下町を結ぶ延長643メートル。運行ルートとして2018年7月に着工し、今年7月に両岸がつながり、今月からレールの敷設工事に着手している。 市によると、橋の高さは最も高い所で約15メートルで、渇水期に整備を進めた。橋脚の基礎は地下約20メートルまであり、東京湾のレインボーブリッジと同じ工法が採用された。総工費は約46億円。 LRT全体の整備区間はJR宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の約14・6キロ。全線で主要な工事が始まっている。市LRT整備課は「市が鬼怒川に橋を架けるのは初めて。開業に向けて今後も安全に工事を進めたい」としている。
新型コロナウイルス対策についてメディアなどで積極的に情報発信している倉持仁(くらもちじん)医師(48)が院長を務める「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市中島町)にカッターの刃が送りつけられていたことが18日までに、倉持医師などへの取材で分かった。相談を受けた宇都宮南署は、脅迫の疑いも視野に捜査している。 倉持医師によると、14日にカッターの刃1本が封筒に入って同院に郵送されてきた。封筒には日本医師会の関係者をかたった差出人の名前が記されていたという。 さらに17日朝には、同院の駐車場に設置された複数のポールに「コロナが拡大したのは、インターパーク内科がTVに出たため」などと中傷する紙が貼られているのが見つかった。 同院と類似する名称の医療機関にも同様の張り紙がされていたという。 倉持医師は「以前から嫌がらせのはがきが来たり、ツイッターに匿名で好き放題書き込まれたりすることはあったが、
【那須】国内の5カ所の動物園が参加する「第9回カピバラの長風呂対決」が9日、各施設であり、那須どうぶつ王国の代表「コブ」が1時間44分36秒で、2位に16分余りの差を付けて優勝した。同園が頂点に立つのは3年連続5度目。後日、賞状とトロフィーのほか、2位以下の各園から特産品が贈られる。 「カピバラの露天風呂協定」を締結した同園と静岡、長崎、埼玉、石川各県の計5動物園のカピバラが1頭ずつ出場し、風呂に入ってから出るまでの時間を競った。この日は、会員制交流サイト(SNS)による生配信などもあり、多くのファンが画面越しにエールを届けた。 「コブ」は初出場。1歳のオスで、甘えん坊な性格という。雪がちらつく氷点下の気温の中、群れで温泉に漬かって気持ちよさそうだった。カピバラを眺める観光客の表情も癒やされた様子で、担当飼育員の大木優華(おおきゆうか)さん(21)は「よく頑張ってくれた。3連覇を達成できて
軍服をまとい、終戦記念日に靖国神社で戦争を語り続けた栗林さん(右)=2016年8月15日、東京・九段北(黒沼さん提供) 那須町の戦争博物館館長で3月に他界した栗林秀行(くりばやしひでゆき)さん=享年(91)=は毎年8月15日、東京・九段北の靖国神社を軍装で参拝し、参拝者に平和の尊さを伝え続けてきた。破天荒な言動で誤解も受けたが、義理堅く、周囲に慕われたという「名物館長」。関係者はその死を悼み、遺志を継ごうと動いている。 長野県出身の栗林さんは14歳で満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍として旧満州に渡り、終戦後はシベリアに抑留された。帰国後は神戸市での飲食店経営などを経て那須に移住。私財を投じ「国内唯一」の戦争博物館を築いた。 8月15日の靖国を毎年訪れ、戦友の鎮魂を祈った。夕方まで境内にとどまり、那須での日常と同様に参拝者に「戦争」を語った。明治の陸軍大将乃木希典(のぎまれすけ)に扮(ふん)
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