重症の新型コロナウイルス患者の治療にあたる医療スタッフ=12日午後、下野市薬師寺(自治医大付属病院提供、写真は一部加工しています) 栃木県内で新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、重症患者の治療を担う自治医大付属病院集中治療部の布宮伸(ぬのみやしん)部長(63)が12日、下野新聞社の取材に応じた。最も重い症状の患者が入る集中治療室(ICU)は満床で、必要な治療が受けられない患者がいるという。コロナ以外の診療への影響も生じている。「現場は限界に近い。医療が崩壊しつつある」と訴えた。 同病院は17床の重症病床がある。その一部を占めるICUは、人工呼吸器や人工心肺装置ECMO(エクモ)を必要とする患者が入院する。満床が続いており、「人工呼吸器を使った方が早く良くなる」と考える患者が入れない。別の病院からは重症化した患者の受け入れを求められるが、応じられなくなっている。 県の発表によると、11日
![「医療が崩壊しつつある」 ICU満床、一般診療にも影響 自治医大付属病院・布宮部長に聞く|下野新聞 SOON](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bd4b63a0b7ce0a32770fd4314874f7f3a2991bea/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsoon.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F6%2F1200wm%2Fimg_a617963b2f12a459d165cf6150e1d5e559728.jpg)