2024/9/13 9月11日(水)、8月の米国の消費者物価指数が発表されました。市場予想前年同月比+2.6%に対し結果+2.5%でした。 連邦準備制度理事会(FRB)は物価目標2%を掲げていますが、それにあと0.5%に迫ってきたわけです。 今回の物価改善は燃料費(-1.9%)、公共ガスサービス(-1.9%)などの価格の値下がりに助けられました。 なお変動の激しいエネルギーや食品の価格を除いたコア指数は予想に一致する+3.2%でした。 物価が安定してきたので米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レート(5.25%)からCPIを引き算するとその差は2.75%となり物価の実勢に対して政策金利が高目に設定され過ぎている印象を与えます。来る9月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でいよいよ利下げが発表されると大多数の市場参加者が考える理由はここにあります。 ただし家賃は引き続き高止まりしていま