【エルサレム=井上亜希子】相対性理論で知られるユダヤ人物理学者、故アルバート・アインシュタイン氏の、理論の手書き原稿や母親に宛てたはがきなど、関連書簡約8万点をウェブサイト上で公開するプロジェクトが19日、イスラエルのヘブライ大学で始まった。 公開されるのは、ヘブライ大の創立者の一人だったアインシュタイン氏の死後、遺言により同大に寄贈された書簡など8万点。今のところ、自らの結婚式への招待状や高校時代の成績証明書など、約2000点の閲覧が可能となっている。 このうち、1919年に病気の母親に宛てられたはがきには、「病気に悩まないで済むよう、付き添ってあげたい」との記述があるなど、アインシュタイン氏の人間的な側面を垣間見ることが出来る。今後公開される書簡の中には、21歳年下のかつての愛人からの手紙などもあるという。 URLは、http://www.alberteinstein.info/