タグ

ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/reizei (18)

  • 「第一志望はゆずる」アメリカの高校生

    アメリカの高校生の多くにとって3月というのは、ドラマチックな月です。というのは、一部の学生が早期専願(アーリー・ディシジョンというもので11月出願、12月合否通知)で合格内定を貰っている一方で、レギュラースケジュールという通常の出願については、この3月末が合否発表のタイミングになるからです。昔は、毎日のように郵便受けを見に行って薄い封筒だとガッカリして、厚い封筒(入学手続き書類が入っている)が来ると飛び上がって喜ぶという感じでしたが、今はまず人にメールが行くか、あるいは大学のサイト上の人のアカウントを見て結果を知るというのが主流です。 ところで、アメリカの大学の新学年は8月下旬から9月のスタートです。にもかかわらず、ほとんどの合否通知が3月に行われるのはどうしてなのでしょう? 例えば、日の場合ですと例えば国立大学(最近は独立法人だそうですが)の場合は、3月23日に後期の合格発表、翌日

    mayumiura
    mayumiura 2020/01/09
    2010年当時は、そうは言っても第一志望行くよねえ、親だって頑張るっしょと思いながら読んだものだが、気合いの問題ぢゃないという現実が迫ってきたw “アメリカの高校生は//「第一志望校には行かない」可能性がある”
  • ラスベガス乱射事件、史上最悪の犠牲にも動かない銃規制議論

    <米史上最悪の銃乱射事件の発生を受けても、銃規制に向けた積極的な動きは見られない。当面の焦点となるのはその中でも些末な2つの問題> 10月1日にラスベガスで発生した乱射事件は、犠牲者58人、負傷者500人以上という空前の惨事となりました。過去最悪の犠牲者数、そして連射が可能に改造された強力なアサルト(攻撃用)ライフルが使用されたことなどを考えれば、銃規制の論議が起きるのは当然です。 ですが、現時点では議論は盛り上がっていません。その背景には2つの理由があります。1つは、現在のアメリカトランプ政権、つまり「銃保有の権利を保障する」ことを公約に掲げて当選した政権の時代であることです。そのトランプ大統領は、10月4日にラスベガスを訪れていますが、ひたすら犠牲者への弔意を示し、警察の対応を賞賛するだけで、銃規制に関しては一切言及しませんでした。このトランプ政権の下では、銃規制の強化は難しいだろう

    ラスベガス乱射事件、史上最悪の犠牲にも動かない銃規制議論
    mayumiura
    mayumiura 2017/10/09
    “ワシントン・ポスト紙などは、「追悼し祈るだけ」なのは「(死者への)冒涜ではないのか?」という厳しい提言をしていますが、”
  • トランプ降ろし第3のシナリオは、副大統領によるクーデター

    トランプロシア疑惑はニクソン大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件を連想させるが、「トランプ降ろし」には弾劾だけでなく「副大統領と閣僚によるクーデター」という方法もある> 先週9日に、FBIのジェームズ・コミー長官がトランプ大統領によって突如解任されたニュースは、週明け15日になってもトップニュース扱いが続いています。 当面の問題は、FBIの次期長官に誰がなるかですが、民主党は「ロシアとの癒着疑惑に関する特別検察官を設置しないとFBI長官の承認審議には応じない」という、強硬姿勢を崩していません。この特別検察官設置については、15日に発表されたNBCとウォール・ストリート・ジャーナルの合同世論調査では78%が「必要だ」としているわけで、大変に深刻な事態です。 ロシア疑惑関連では、15日「ワシントン・ポスト(電子版)」が伝えたところによると、先週トランプ大統領がロシアのラブロフ外相と

    トランプ降ろし第3のシナリオは、副大統領によるクーデター
    mayumiura
    mayumiura 2017/05/17
    ほおお。“弾劾ではなく、「合衆国憲法修正25条4項」を使って、副大統領と過半数の閣僚が「大統領の職務遂行不能宣言」を行うという「副大統領によるクーデター条項」”
  • 内田光子さんの人気を手放しで喜べない理由とは?

    グラミー賞のクラシック音楽部門の受賞というのは、純粋なクラシックのCDのアルバムがアメリカという大きな音楽マーケットで認知されたという意味であることは間違いありません。その点で、今回モーツアルトの協奏曲を「弾き振り」した内田光子さんのCDが受賞したというのは、現代のピアノ演奏における「内田スタイル」がメジャーなものとして音楽ファンの間に受け入れられているということを示していると思います。 私は内田さんのアメリカでの演奏は、プリンストンでのリサイタルや、NYフィルとのラベルの協奏曲などで経験していますが、その人気は大変なもので、今や人気というよりもピアニストの中でも最も尊敬を受けている存在と言って構わないように思います。特に、モーツアルト、ベートーベン、シューベルトというオーストリアの古典に関しては、アルフレッド・ブレンデルが引退した今、世界的にも内田さんが最高権威ということになると思います

    内田光子さんの人気を手放しで喜べない理由とは?
    mayumiura
    mayumiura 2016/07/29
    “(参考文献)『フルトヴェングラーの苛立ち、ダルクローズの怒り : 拍節論の観点から読む』ほか(阿部卓也、関西学院大学)”
  • ピート・ローズの愚痴をスルーしたイチロー選手の「選球眼」

    <ピート・ローズが付けた、日米通算の安打記録への難癖を見事にスルーしたイチロー選手。ところが、この「ローズ発言」への反動から、アメリカで今回の偉業が大きく評価された一面もある> マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、日米通算で4256安打の記録を越えて4257目を打ち「ピート・ローズを越えた」ことが、大きな話題となりました。 これに対して、ピート・ローズ人が「イチロー選手の記録達成まで3」という時点で「日の記録をカウントするのなら、自分の高校時代の安打数も入れてくれ」などと発言。さらには「タフィ・ローズ(元近鉄)が日で55ホームランを打ったが、アメリカではダメだっただろ」というような「屁理屈」まで付けました。 この発言に関して一つ指摘しておきたいのは、ピート・ローズという人物の立ち位置です。ローズは、レッズの監督時代の1989年に野球賭博への「関与」を指摘され、球界から今でも永

    ピート・ローズの愚痴をスルーしたイチロー選手の「選球眼」
    mayumiura
    mayumiura 2016/06/24
    あの発言は「スルー」と取るべきだったのかあ。言い換えれば、褒め殺しね(笑)
  • 内容は腰砕けだった、オバマの「銃規制案」

    今週オバマは乱射事件の被害者や遺族をホワイトハウスに招いて、涙ながらに銃規制を訴えたのだが Carlos Barria-REUTERS 今週5日、新年早々にオバマ大統領はホワイトハウスに「乱射事件の被害者と遺族」を招いて、彼らに語りかける形を取りながら全国へ向けてテレビ会見を行いました。その際に「涙を浮かべながら銃の悲劇を繰り返すな」と訴える大統領の姿は、大きく報道されています。 ですが、この「オバマ銃規制案」の内容は「全くの腰砕け」としか言いようのないものです。 まず今回の提案は3点あるというのですが、具体的には「銃見市(ガンショー)やネット販売などでの銃購入者の身元確認の徹底を『業者』に義務付ける」、「違法な銃取引に対する取り締まりの徹底」、「保険適用の拡大など精神疾患に対する治療の充実」というのがその内容です。 要するに「銃規制」ということでは、1つ目の「購入時の身元チェックの強化

    内容は腰砕けだった、オバマの「銃規制案」
    mayumiura
    mayumiura 2016/01/08
    涙ながらの演説に、こっちももらい泣きして、双方感動したってだけじゃ、政治は変わらないのね・・・そこが舞台芸術と違うところか・・・(墓穴
  • ベルリン・フィルの次期音楽監督人事を考える

    フルトヴェングラー、カラヤン、アバドといった、その時代ごとに世界を代表する指揮者を音楽監督として招いてきたドイツの名門オーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(BPO)は、現在の音楽監督であるサイモン・ラトルが、2018年をもって退任し、ロンドン交響楽団の指揮者に転出することが決まっています。 そこで、楽団員による選挙で次期音楽監督を決めるはずだったのですが、5月11日の投票では1人に絞ることができませんでした。楽団からは、1年以内には決定できるだろうという見通しとともに、「今回は決定できず」という発表がされましたが、世界中のクラシック音楽ファンの間では、あらためてこの「次期監督人事」が話題に上ることとなりました。 世界中にオーケストラは数あるわけですが、どうしてこのBPOの指揮者の人事が特に話題になるのかというと、この楽団が世界の頂点にある、つまり世界中から優秀な独奏者を集めてき

    ベルリン・フィルの次期音楽監督人事を考える
    mayumiura
    mayumiura 2015/06/04
    冷泉さんご注目のネゼ=セガンは、来季METオープニング演目の《オテロ》を振るというので楽しみにしていた若手指揮者。いっそう期待!(ライブビューイングもやりますよ)
  • 誰も驚かない「ヒラリー出馬」、その勝算は?

    今週12日、SNSを通じて「プロモーションビデオ」を配信するという形で、ヒラリー・クリントンは2016年の大統領選への出馬を事実上表明しました。そのビデオですが、いかにも「イメージビデオ」といった作りで、「アメリカのミドルクラス」が「困難な中で再スタートをする」というのがテーマになっています。 その「再スタート」というのが、2008年の予備選に敗北した彼女の「再挑戦」とイメージ的に重なるという演出でした。全体的にあくまでイメージ中心でリアリティがなく、またヒラリー自身の登場は最後の方だけという「軽い作り」でしたが、一点、登場人物の平均年齢がどう見ても30代以下ということから、若年層に弱いヒラリーの必死さは伝わって来たように思います。 いずれにしても、この「出馬宣言」は、アメリカでは当然至極として受け止められています。1993年に夫のビル・クリントンがホワイトハウスに入って以来、ファーストレ

    誰も驚かない「ヒラリー出馬」、その勝算は?
    mayumiura
    mayumiura 2015/06/01
    アダムズのオペラ「中国のニクソン」を想起。“中国との電撃和解をやったニクソンが共和党だったことは忘れてはなりません。”
  • 大学の国際化を「スーパー」にするための2つの条件とは?

    最初にお断りしておきますが、私は大学教育の改革は待ったなしの課題だと思います。 国際化、能力別指導、機会均等など、現在の教育に欠落している部分を、制度として、また指導法のメソッドとして構築することは急がなくてはなりません。 しかし現在の日では、こうした問題に関して、論争が深刻な「ねじれ」の状態にあります。つまり国際協調的なリベラルの側は改革に対して抵抗勢力であって、改革に熱心な側は下手をすると日を孤立に追い込むような保守カルチャーを背景にしているというわけです。これこそ「ねじれ」であって、大変に困った状況だと思います。 私は国際協調主義かつ改革を志向すべきと思うので、かなり孤立した立場になります。ですが、改革がここまで遅れている以上は、とにかく実務的には改革の動きを支持し、その一方で国際協調主義は守るという立場を取りたいと思います。 ですから、以下の提言は「安倍教育改革」なり下村大臣率

    大学の国際化を「スーパー」にするための2つの条件とは?
    mayumiura
    mayumiura 2014/10/01
    海外および国内への留学事情、大多数はこんなことになっているのか…身近で知っているのは、苦労して正攻法で学位を取っている留学生ばかりだけに驚いた。冷泉さんの主張は「最低限の条件」として実にもっとも!
  • 米SAT改訂とアメリカの受験戦争

    先週の3月5日、アメリカの受験生の悩みのタネであったSAT(Scholastic Assessment Test、大学進学適性試験)が2016年から改訂されるという発表がありました。このニュース、背景の事情が少々複雑ですので、ここで一旦整理しておこうと思います。 SATの実施母体である非営利団体カレッジボードによれば、改訂の方向性は以下のようです。(1)国語(英語)を易しくして難解語彙の知識を要求する問題を減らす、(2)誤答への減点は止めて誤答も白紙も同様に零点とする、(3)2005年に導入された、数学英語読解+エッセイ(文法含む)の3科目2400点制を止めてエッセイをオプションとし、2科目1600点制に戻す、という3点です。 報道によれば、受験生への負担を減らすのが目的であり、特に難解語彙の少ないACT(American College Testing)というSATと同等の統一テストに

    米SAT改訂とアメリカの受験戦争
    mayumiura
    mayumiura 2014/03/13
  • 31歳で世を去った『Glee』主役、コリー・モンティスの悲劇

    人気絶頂の中での芸能人が急死ということでは、ここ数年で言えば、マイケル・ジャクソンであるとかヒース・レジャーの例があるわけですが、7月13日のバンクーバーにおけるコリー・モンティスの死というのは、その悲しさという点では突き抜けていると思います。 コリー・モンティスの出世作であり、代表作となったミュージカルTVドラマ『Glee』については、日でも放映されていますのでご存知の方も多いと思いますが、2009年から現在にかけて全米で最も成功したドラマと言って良く、社会現象になっているという言い方もできると思います。 舞台は、オハイオ州にある架空の高校の「合唱部(グリークラブ)」です。この「グリークラブ」というのは、クラッシックや唱歌、聖歌などを歌う「合唱団(クワイヤ)」ではなく、どちらかと言えば、ミュージカルやポップのナンバーを歌って踊るものです。 お話は、そのグリークラブが、メンバーが身体障害

    mayumiura
    mayumiura 2013/07/20
  • ジョン・エドワーズ裁判、大統領候補の転落

    ジョン・エドワーズといえば、2004年の大統領選挙では予備選での善戦を受けてジョン・ケリーの副大統領候補となるなどアメリカ民主党の「ホープ」の1人でした。落選後も人気は衰えず2008年の予備選でも大統領候補へのチャレンジを続けたのです。とりわけ、乳ガンとの闘病を続けたエリザベス夫人との「おしどり」ぶりは有名でした。 この夫婦に関しては、長男を若くして交通事故で失っているというエピソードが有名です。その痛みを共有しつつ、その痛みをバネに「お金のための弁護士生活」から「公益のための政治家活動」へと夫婦で転身したこと、悲しみを乗り越える中で不妊治療を受けて幼い2人の子を授かったことなどが、感動のストーリーとして語られていたのです。 ですが、その後のエドワーズの運命は正に地獄へと暗転したのです。まず夫人の病状再発を受けて選挙戦から撤退、その後に選挙運動中にジャーナリストの女性との不倫があったこと、

    mayumiura
    mayumiura 2012/05/16
    Reading:
  • 「メットオペラ」と「レディー・ガガ」はどうして来日できたのか?

    3月の東日大震災、そして東電福島第一原発の事故を受けて、日在住の外国人が離日する動きがありましたが、それ以上に外国人の日訪問のキャンセルが相次ぎました。ですが、この6月になって、アメリカからはクラシックとポップのそれぞれのジャンルに関して、恐らく最高の人気を誇るグループと個人が相次いで来日しています。 クラシックの方は、世界最大のオペラハウスであるニューヨークのメトロポリタン歌劇場の引越し講演で、6月4日からの名古屋(2回公演)、6月8日から19日の東京(オペラ11公演とコンサート形式の特別公演1回)が無事に終了しています。 無事と言っても、完全に予定通りだったわけではありません。音楽監督のレヴァインが体調不良で今年初めから夏まで完全休養のためキャンセル、歌手陣ではテノールのカウフマン(ドイツ人)とソプラノのネトレプコ(ロシア人)がドタキャンというトラブルがありました。ですが、レヴァ

    mayumiura
    mayumiura 2012/03/25
    昨年の記事ですが、まったくその通り。"「外タレを呼ぶ」ためではなく、国内の演奏家にもっと「ちゃんとファンにアピールする」演奏をしてもらう教育などを通じて国内の音楽振興に使った方がいいという判断もある"
  • 追悼、吉本隆明氏を送る

    87歳という高齢になるまで例えば糸井重里氏との対話など、批評家として時代を見つめていた活力もこの方らしかったように思いますが、その一方で、静かな亡くなり方にも吉さんらしさを感じます。エネルギッシュな言葉の奔流が暖かな余韻を残す一方で、ふっと立ち去るような訃報が不思議にバランスしているように思うのです。 バランスという意味では、60年近い間、厳しい発言を続けると同時に、言葉への責任感を忘れない方でした。吉さんの言葉はこれからも日の「戦後」の記録として古びることはないと思いますが、その説得力も責任感ゆえだと思います。 古びないということでは、私は吉さんの再評価というのは必要だと思います。漠然と学生運動や左翼運動の理論的支柱だったというようなイメージで、冷戦型の対立が消えたのと同じように、吉さんの思想も時代遅れになっていったと社会的には思われています。批評家の吉隆明というより「よしも

    mayumiura
    mayumiura 2012/03/16
  • 「フジ子・ヘミング現象」の何が問題なのか?

    ピアニストのフジ子・ヘミング女史のリサイタルを聞く機会がありました。場所は、ニューヨークのリンカーンセンター内のアリス・タリー・ホール。東日大震災のチャリティーという主旨もあって、多くの聴衆が集まっていました。その聴衆ですが、ザッと見渡したところ95%は日人のようで、場内のアナウンスも日語だけであったり、在米日人コミュニティーのイベントということは明らかでした。改めて日でのフジ子人気の凄さを感じさせられました。 リサイタルの内容ですが、一部で言われているような「超スローテンポ+旋律の濃厚な味付け」のユニークな演奏というのではなく、端正でロマンチックな普通の演奏でした。確かにテンポに変化をつける部分はありましたが、一小節内のリズムは良くも悪くもメトロノームを刻むような正確さがあり、節度を崩した演奏という印象はありませんでした。 メカニックにしても解釈にしても最近のピアノ界の様々な「

    mayumiura
    mayumiura 2011/09/29
    先日の岩崎宏美&大江千里コンサートin NYも同様でした…。"ザッと見渡したところ95%は日本人のようで、場内のアナウンスも日本語だけであったり、在米日本人コミュニティーのイベントということは明らかでした。"
  • 天災続きのアメリカ北東部、対応にもお国柄

    火曜日の23日に発生した、バージニアを震源としたM5・8の地震については、時間の経過と共に被害の規模が明らかになってきました。TV各局の報道によりますと、一番揺れが激しかったのは震源地のバージニア州のミネラルという人口500人弱の小さな町で、ここでは学校の校舎が大きく損傷しただけでなく、多くの住宅や商店に被害が出ています。 ニュース映像から判断すると、料品店で商品の半分が棚から落ちているというのが、一番深刻なもののようで、恐らく震度5弱というあたりが最高だったと見ることができます。では、その程度の揺れでどうして大きな被害が出たのかというと、ミネラルの町におけるレンガ造りの煙突の損傷、ブロック塀の損傷などの映像を見れば一目瞭然です。レンガやブロックを単にコンクリで接着して積上げただけのものばかりなのです。 要するに、耐震性ということは全く考慮されていなかったわけです。一昨日お伝えした、ワシ

    mayumiura
    mayumiura 2011/08/26
    アメリカのポイントは「大げさな警告」かつ「強制的避難」。
  • 「永田洋子死刑囚の死」を契機として、改めて世代の問題を考える

    いわゆる連合赤軍の幹部として、リンチ殺害事件や「あさま山荘事件」などによって死刑判決を受けていた永田洋子氏が死亡したというニュースを聞きました。永田氏とそのグループの起こした事件、および永田氏の個人的な軌跡については、私はもう関心が薄れています。というのは整理するのは比較的簡単だからです。 自尊感情の強い人間よりも弱い人間のほうが権力欲や支配欲、あるいは「大胆な行動」への飛躍をしがちだという悲劇の典型であること、これは歴史上の独裁者から、現代のブラック企業の経営者に至るまで無数な例があり、永田氏もその一つと数えられるように思います。これに加えて家庭や職場あるいは学園などで個の尊厳を勝ち取る取引のできない人間に限って、自分とは無関係な「究極の不幸」を探す旅に出て、地の果てまで行ってその「不幸の原因」へ暴力を加えることで英雄になろうとする、これもロシア・アナキストの爆弾テロから現代のアルカイダ

  • 若返り続くアメリカのオーケストラ指揮者事情

    スポーツで言えば、野球やサッカーの監督人事が大きな話題になるように、クラシック音楽の世界では名門オーケストラの指揮者の人事というのは、色々な意味でその街の話題になります。何と言っても指揮者が長年にわたってその街のオーケストラを率いて高い評価を得るようになると、市長やスポーツのスター選手と同じようにその街の「顔」となるからです。特に指揮者の場合は、15年とか20年という「長期政権」になる場合もあって、例えばボストン交響楽団の音楽監督を29年も務めた小澤征爾や、ニューヨークフィルとの関係を生涯続けたレナード・バーンスタインなどはそうでした。日の場合でも、岩城宏之氏の創設した「オーケストラ・アンサンブル・金沢」を、岩城氏亡き後にしっかり受け継いだ井上道義現音楽監督などは、金沢の街の人々には「井上マエストロ」と呼ばれて敬愛されています。 ところで、オーケストラの指揮者といっても、その責任範囲とい

    mayumiura
    mayumiura 2010/07/30
    BSOもそろそろ若返り人事の時期かもね…。音楽監督レヴァイン、ただいま病気療養中。昨年来、キャンセル多すぎ。
  • 1