2026年3月末、iモードとFOMAが終了する。約四半世紀にわたり、日本のモバイル文化を支えてきたサービスが、ついに歴史の幕を下ろす。 そのiモードの登場とともに生まれ、世界へと広がった日本発の文化がある。それが『絵文字』だ。1999年、携帯のメールに初めて導入された小さな絵文字は、文字だけでは伝えきれない感情やニュアンスを補い、コミュニケーションのスタイルそのものを変えていった。 この絵文字を開発したのが、当時NTTドコモのプロジェクトメンバーであり、現在は株式会社ドワンゴ取締役を務める栗田穣崇さんである。 わずか12×12ピクセルの中に、どのような発想や工夫が込められていたのか。 今回は、栗田さんに、絵文字誕生の背景や開発秘話を伺いながら、長年にわたり多くの人に親しまれ、世界的に認知されるに至った絵文字の魅力を探っていく。 日本発の『絵文字』、誕生の背景 iモードの誕生以降、〝ケータイ

