年が明けると瞬く間に時間は過ぎ去っていく。この季節、「学振申請まであと○○ヶ月か」と考える方も多いのではないだろうか。 「学振、どこに出すの?」と言うのは年度末に行われる学会にて、それぞれの年齢層で決まって切り出される質問の1つである。 新M2/D学生ならばDC、D3や若年PDは「PD」か「海外」それぞれターゲットは違えど、一様に「受かりたい!」という思いは同じに違いない。 毎月の(正確には違うが、実質上の)給与と、それなりの額の研究費。そして2or3年という自由なテーマで研究を行える時間。どれをとっても、D学生/PDにとっては魅力的この上ない。 ところが、毎年一定の確率で聞く言葉がある。 「今年は学振出さないんだ」。 これである。 僕は個人的にこの言葉を吐いていいのは、極例外的な立場にいる人々だけでだと思っている。Dに進学する意思を持つM2、最終年度を迎えるD3、単年度契約/無給 のPD