「ひらまつ」が、十数社ものスポンサー候補から選んだのは、パチンコ「マルハン」色の濃い2社だった(写真は左:編集部撮影、右:ひらまつ) 東証1部上場で、高級レストラン・婚礼・ホテルなどを手がける「ひらまつ」。コロナ禍で全事業に逆風が吹き、2021年3月期の売上高は62.6億円(前期比36.6%減)、営業赤字は24.5億円(前期は0.4億円の赤字)に拡大。その結果、2021年3月末時点で自己資本比率は16.0%まで低下し、現預金はわずか6.4億円というジリ貧に陥った。 苦境を脱する策として、7月16日にファンド「マルハン太平洋クラブインベストメント(MTI)」と、ゴルフ場等運営の「太平洋クラブ」から、第三者割当増資と新株予約権で最大約74億円を調達すると発表。