ダマシへの対策としてはその種明かしが有効な手段。とはいえ、ダマシに対する種明かしを繰り返すだけでは騙されやすさの克服は困難です。 騙された人に対して種明かしを繰り返しても、それでダマシの手法自体に対する抵抗力を身につけられなくては何度でも似たような手法に騙されてしまうでしょう。むしろ、その繰り返しにより「もう何も信じられない」という猜疑心に凝り固まった状態になってしまうかもしれません。 騙されやすさの克服には予め騙されにくくなることが必要であり、そのためには懐疑心の鍛錬が有効。 ただ、単に懐疑心の鍛錬といっても、よく練られた懐疑心は簡単に身につけられるものではありません。 とりあえず、簡単にできる基本的な方法として「信じる前に三つの確認を行なうこと」を提案します。 その「三つの確認」は「事例の選択は適切か」、「その説で否定される相手は本当にそういう主張をしているのか(前提は正しいのか)」、