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ブックマーク / agora-web.jp (22)

  • AIが永遠に奪えない仕事の共通点

    黒坂岳央です。 オックスフォード大学をはじめ、様々な大学やシンクタンクが発表した「AIが代替できない仕事リスト」がある。2023年はChatGPTはじめ、様々なAIチャットボットが世の中に出ており「自分の仕事AIに奪われるのか?」と戦々恐々と不安の声も聞こえてくる。 こうした「AIが代替できない仕事リスト」は発表する時期や研究機関は異なれど、その内容はほとんど変わらない。筆者はコンピューターサイエンスの専門家ではないが、その共通点を考えたい。 感情を動かす仕事 人の感情を動かす仕事は依然として残ると考える。なぜなら、AIは便利なツールに過ぎずどれだけ驚異的な利便性を出すことができても、人の感情を動かすことは難しいと考えるからだ。代替不可能と予測が出ているものとしては、学校教師やアスリート、保育士、芸術家や心理学者や心理セラピストなどがある。これらの仕事の共通点は「相手の心を動かす」ことに

    AIが永遠に奪えない仕事の共通点
  • ピエール瀧さんの「笑顔」をめぐるサンスポ記者の根本的な間違い

    平成の終わり4月27日にサンスポがピエール瀧さんと石野卓球さんの友情写真について、「残念な友情写真」といちゃもん記事を書きプチ炎上しましたが、 石野卓球との写真で見せたピエール瀧の笑顔 神妙な顔での謝罪は何だったのか この森岡真一郎という記者は、60過ぎまで記者をやっていて、この友情写真がどれだけ依存症啓発の役に立ったかわからず、こんな薄っぺらい記事しか書けない残念な記者だなぁと思っていましたが、まぁサンスポだし別に良いか・・・とスル―しておりました。 一カ月半ぶりに瀧くんと会ったよ。汗だくになるほど笑った! pic.twitter.com/058rZ4PTS3 — Takkyu Ishino/石野卓球 (@TakkyuIshino) 2019年4月25日 が昨日、原田隆之先生のこんな記事が配信され、触発されたので、私も、思うところを書こうと思います。 ピエール瀧が笑ってはいけないのか?

    ピエール瀧さんの「笑顔」をめぐるサンスポ記者の根本的な間違い
  • リベラルな安倍首相に対抗する「保守革命」が必要だ

    今週のVlogで、民進党を離党した長島昭久氏が「安倍首相が安保法制の審議で民進党を左へ追い詰めたので、共産党と区別がつかなくなった」と嘆いていた。首相の政策は世界的にみると左派で、アイケンベリーはこう書いている。 リベラルな国際秩序を存続させるには、この秩序をいまも支持する世界の指導者と有権者たちが、その試みを強化する必要があり、その多くは、日の安倍晋三とドイツのアンゲラ・メルケルという、リベラルな戦後秩序を支持する2人の指導者の肩にかかっている。 彼の憲法改正案も、ほぼ公明党と同じ「加憲」で、民進党の大勢もこれに近いという。蓮舫代表は対立軸を打ち出せないので、加計学園などのつまらない問題で時間を稼いでいる。自民党内では石破茂氏などが第9条2項との整合性を問題にしているが、民進党はそれさえ追及できない。やり始めたら「民進党の改正案を出せ」といわれて、党が分裂するからだ。 外交・防衛では、

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  • 堀江貴文さんが衆院選出馬当時は弱冠32歳?!

    こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。 日は昨年に引き続き堀江貴文さんにお声がけいただき、「ホリエモン万博」トークショーに出演してきました。 グループトークだった去年から、今年はサシ対談に昇格。そして私の直前はさだまさしさんという超豪華ゲストでした…! 堀江さんとの対談内容は多岐に渡りましたが、 「おときたさん、いま何歳になったの?」 「34歳です」 「ええ、俺なんか衆院選出たとき32歳だよ!もっと全然イケるよ!」 と言われて、改めてびっくりしました。 参考:ホリエモン出馬(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/election2005/news2/el_ne_050820_02.htm 残念ながら亀井静香さんに次点で敗れた2005年当時、すでに大物の風格満載でしたけど、今の自分より年下だったんですね…。 東京や大阪の都心部で出たら、そりゃあ楽勝だっ

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  • 「ヤンキーさん」たちは、実は「インテリさん」たちに凄く「期待」している。

    最近、雑誌・ネット・テレビ・その他のあちこちで、日の「ヤンキー(地元志向で仲間との絆を大事にする・ノリと気合で生きるイオン大好きな地方民で・・・)」さんたちについての話題が取り上げられているので、遅ればせながらそれに参戦します。 こういうのって、やはり「ヤンキー」さんたちを「全的に持ち上げる」「全的にクサす」のどちらも良くないですよね。 彼らのあり方が、「現代社会のせせこましい競争意識から逃れて自分たちらしく生きていくあたらしい文化」であるという主張はある程度正しいだろうし、一方で、日の「中流」の崩壊、アメリカ型の超格差社会への第一歩ではないか・・・という危惧もあながち間違いではないかもしれない。 インテリの家庭に生まれて中高から超進学校で育った人間にはわからないだろうが、「彼ら」のような人たちは昔から変わらずいたのが、最近やっと可視化されただけだ・・・という指摘もある。 あと、「マイ

    「ヤンキーさん」たちは、実は「インテリさん」たちに凄く「期待」している。
  • 朝鮮海峡デカップリングが日韓関係改善のカギかも。

    ・普通のオッサンオバサンレベルの感情論から逃げない解決策を 最近、日韓関係を質的に改善するには、現代人の薄皮一枚の意識を覆っている「意識の高い議論」だけじゃダメで、普通のオッサンオバサンの能レベルに染み込んだ「東アジア人の歴史能」から考え直すべきじゃないか・・・というようなことを考えています。(この記事からもう4回めになってますが、この記事単体でも読めます) で、そのためには「朝鮮海峡(対馬海峡)デカップリング」的なものが必要なんじゃないかと。 これは、沢山出てる嫌韓ってのを一個ぐらいはちゃんと読んでみるべきじゃないか(それこそが異質との相互理解とかダイバシティってやつじゃないか)・・・と思って読んだ「誅韓論」ってを読んでいて思ったことなんですが。 まあね、人によると思いますけど8-9割受け入れられなくたっていいんですよ。1割ぐらい、「ああ、確かにそういう部分は日人として腹立

    朝鮮海峡デカップリングが日韓関係改善のカギかも。
  • シールズ解散は20世紀型左翼の限界点そのもの

    フジテレビのネット専門放送「ホウドウキョク」内の明日のコンパスという番組に呼ばれて、さっき電話インタビューで15分出演しました。テーマは、SEALDs(自由な民主主義のための学生による緊急アクション)の解散について。 って生放送終わってから知らされても!って感じですけど、昨日の夜メールが来て打ち合わせして今日さっき出演して・・・という急なスケジュールだったので、ネットでアーカイヴが全部見れるタイプらしいし終わってから告知しようと思いまして。 こちらのページ↓で きょうのPick Up1 「SEALs」が解散 全部見れます。僕の出演(声と写真だけですけど)はこの分割動画の24分30秒から15分程度です。 以下、打ち合わせ段階で、「4つの論点」について聞かれて送った文章があるので、多少読みやすくしてブログにします。特に最後のリオ五輪柔道の話とかは大事なんだけど時間的に触れられずに終わったので、

    シールズ解散は20世紀型左翼の限界点そのもの
  • 「右でも左でもない政治」は本当に可能なのか?

    福島香織さんという中国問題に関するジャーナリストの方に、「SEALDsと東アジア若者デモってなんだ!」というを献頂いたんですが、それを読みながらタイトルのようなことを考えました。 アメリカ総選挙ではいわゆる「右」も「左」もかなりムチャなことを言う極論人間が人気になり、アメリカこれでいいのか?と全世界が不安にさせられている世の中ですが、それに限らず、「右でも左でもない必要なことをやれる政治」というイメージがキャッチフレーズとして広く望まれる時代になっていると思います。 しかし、このキャッチフレーズは誰でも言ってる時代だが難しい。安倍政権ですら多分「右でも左でもなく必要なこと」をやってると思ってると自覚では思ってるんじゃないかと思います(勿論それは安倍政権嫌いの人から見ると「物凄い右」なわけですが)。 また、さらに”安倍とは逆”の立場の人でも、8割ぐらいまで「まともなこと言ってるなあ」と思

    「右でも左でもない政治」は本当に可能なのか?
  • 蓮舫民進党が政権取るための戦略はこれだ(2)

    蓮舫民進党が政権取るための戦略という連続記事をアップしてます。一回目はこちら。 民進党をテーマにしてはいますが、より質的には「自民党的なもの」以外で日はまとまることができるのか?そのために必要なことは何か?がテーマであるとも言えます。 初回の前回は蓮舫さんの国籍問題は、「たまたま」蓮舫さんだから紛糾していることではあるが、日人が「自民党以外」をベースにまとまろうとするならどうしても「質的に取り組むべき課題」を含んでいるんだという話をしました。 蓮舫さん個人が「脱臭消毒されたウケウリの”国際人アイデンティティ”から日人の土着性を裁く立ち位置」に入るのではなくて、「自民党的なものには違和感があるが、しかしこの社会で生きていこうと決めた人たち全体のリアリティ」をゼロから具現化する「全く新しいアイデンティティ」を模索していければ、この問題は「雨降って地固まる」的な可能性を帯びることになる

    蓮舫民進党が政権取るための戦略はこれだ(2)
  • 蓮舫民進党が政権取るための戦略はこれだ(1)

    私は長年安倍晋三支持者で、2007年に当時の民主党が大勝して安倍氏が辞めることになった時には当に精神的ショックを受けて、その後数年間ブログその他のネットでの活動を一切辞めちゃったというぐらいの入れ込みようだったんですが。 最近は安倍氏については、「無名時代から応援していたアイドルが超売れっ子になって、別に自分が”推す”必要もなくなってきた感」があるのと、あと、彼以外の選択肢があまりにもなさすぎるのも不健全だと思うようになって、何らかの「現実的代替案になりえる野党」が日にも安定的に存在する状況になって欲しいと強く思うようになりました。 なぜそういうのが必要かというと、今のように 安倍政権がやってること凄い大事だと思うし基的に支持してる(特に実務的な部分で)んだけど、たまに閣僚が物凄い時代錯誤に復古主義的なこと言い出したりとか、ちょっとアレな改憲草案とか、「右すぎる部分」はちょっとねえ・

    蓮舫民進党が政権取るための戦略はこれだ(1)
  • あえて京大受けてみると人生変わるかも?という話

    今回のブログ、タイトルは非常に特殊な話をするようですが、「東大と京大はこんなに違う」というような具体的な話をネタにしながら、一般的には、 ・「偏差値的序列だけじゃない自分の将来のイメージを考える大学の選び方」 や、 ・過去10年の「活躍できる性質」と今後10年の「活躍できる性質」は変化が見られるはずだ というような話をします。 ・ さて、受験シーズン・・・らしいですね。昨日一昨日はセンター試験だったらしい。 私は法人相手の経営コンサルティングの仕事以外に、「個人」相手に文通しながら人生全体の戦略を練ろうという仕事もしてるんですが、普段は自分のキャリアや人生をどうするか?という話をしているクライアントでも、毎年この時期限定でやっぱり子育ての話になることは避けられなかったりします。 ちょっとだけ余談ですが、「自分の子供に勉強する習慣をつけさせたい」という悩みは結構現代の親において普遍的にある感

    あえて京大受けてみると人生変わるかも?という話
  • 左翼さん、もう民進党は見捨てたんですか?

    蓮舫民進党はどうやったら「責任野党」になれるのか?についての連作ブログの続きです。今回のタイトルはちょっと変化球的ですが、この記事を最後まで読んでいただけると意味がわかると思います。 結論を端的にまとめると以下の三点になります。 ・民進党は自民党(などの保守政党)に較べて、党員や議員ら関係者だけでなく、支持者のまとまり全体がバラバラで烏合の衆的であり、同じような戦い方をしてたら「まとまり度」で断然負ける。 ・烏合の衆をマネージする時は「流れに任せる部分」と「大枠でシッカリ捉える部分」を分けることが重要。できるだけ「マイクロマネジメントでなくビジョナリーに」動かすこと。 ・「大枠に捉えたビジョン」において最も重要なのは「純粋理想的左翼性」との「距離感」をどう取るか。そこを適当なごまかしでなく「来的役割分担」について真剣に詰めた大方針に昇華することが、民進党関係者だけでなく今の日の「左っぽ

    左翼さん、もう民進党は見捨てたんですか?
  • 朴大統領「南北統一近し」発言の背景 --- 長谷川 良

    少し古くなるが、朴槿恵大統領が今年7月の非公式会合で、「来年にも南北は統一されるかもしれないから、準備するように」と発言したということで、話題を呼んだことがあった。 このニュースを初めて聞いた時、当方は、「朴大統領の発言内容を非現実的として完全には排除できないが、政治家のそれというより、“巫女のお告げ”のようだと言われても仕方がないだろう」と書いてしまった。筆の勢いとは恐ろしいものだ、当方は朴大統領の政治センスを茶化す気はなかったが、あのように書いてしまった。朝鮮半島の情勢を考えると、朴大統領の発言内容は巫女のお告げのように思えたからだ。 ところで、先日、ある筋から、なぜ朴大統領が突然、来年にも南北再統一は可能と発言したか、その背景を聞いた。それによると、北朝鮮労働党幹部の一人が脱北し、韓国当局に北国内のホットな情報をもたらした。その内容を聞いた韓国当局者は、「南北統一は案外早いかもしれな

    朴大統領「南北統一近し」発言の背景 --- 長谷川 良
  • 表現の自由って何?

    百田尚樹さんの「沖縄の新聞つぶれろ」発言をきっかけに、自民党の議員が公然と「マスコミに圧力をかけろ」といいはじめました。 特に「経団連を使って広告を止めろ」といった大西英男衆院議員は、谷垣幹事長に注意されても「私の言論の自由だ」と開き直っていますが、これは大きなまちがいです。憲法第21条では、次のように定めています。 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。 これは政府が表現の自由を保障する規定であって、民間人が他人を批判してもかまいません。だから百田さんが「新聞つぶれろ」といっても憲法違反にはなりませんが、大西議員は表現の自由を侵害できる政府の側の人なので、何をいってもいいというわけではありません。 もちろん民間人でも上杉隆さんみたいに嘘をつく権利は憲法で守られていないので、他人の名誉を毀損す

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  • 最低の政治を知る最高の本 - 『安倍官邸の正体』

    安倍首相がなぜ解散に踏み切ったかについては、人がテレビで「財務省の根回しをつぶすためだった」と語っている。増税の延期を防ごうとする財務省が、自民党内に激しく根回ししたため「再増税を先延ばしすると、政局になってしまうと思った。でも解散すれば選挙になるから、みんな地元に帰ります」という(書p.9)。 一般国民には、何のことやらわからないだろう。財務省は内閣の指揮下にあるのだから、首相が「根回しはやめろ」といえばよい。こんなことを人が語るのは「私は部下も指揮できない無能な首相です」というに等しい。 しかしそれが永田町なのだ。そこは信じられないほど前近代的な「ムラの論理」で動いている。政策は官僚に丸投げなので、今回の財務省のような「下剋上」は日常茶飯事だ。安倍氏は第1次内閣のときは理想を掲げて失敗したので、第2次内閣ではムラの論理に徹している。 その参謀である菅官房長官が、書の実質的な主人

  • 法治国家をあきらめる? ポスト3.11と中国に似てゆく日本

    今週のテーマ3d illustration of a national flag with a grunge metal texture 菅直人首相による浜岡原発の停止「要請」に対しては賛否両論がありますが、批判の有力な論拠のひとつが「法的根拠に基づかない首相のスタンドプレーであり、『法の支配』に反する」というもののようです。このことに関して寄稿依頼をいただきましたので、「そもそも日は法治国家なのか」を歴史的に考えてみます。 まず確認しておくべきなのは、しごく大雑把に言って、「法の支配」はそもそも人類普遍の現象ではないという史実です。英国のマグナカルタ(1215年)に典型的なように、それは「封建貴族の既得権益」を君主に認めさせるところから始まった(その手段が身分制議会=立法府の設立)、特殊西欧的な政治体制であり、最初から東アジアには当てはまらないのだと思っておいた方がよいでしょう。 法治

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  • 「美味しんぼ」騒動の問題点は「事実か否か」ではない

    「美味しんぼ」という漫画で、福島で鼻血を出す人が増えている、という描写があり、それがあたかも放射線の影響である、という印象を与えており、何かと問題になっている。 こういう描写を肯定する意見の中に、「事実を書くのは問題ない」というものがある。しかし、こうした表現の問題点は「事実かどうか」なのではなく、「風評被害を起こすのか」ということと、「福島の人がどう感じるのか」なのである。 たとえ事実だけしか言わなくても、十分に風評被害は起こすことができる。 私は長崎市在住で被爆二世である。その立場からいくつか「長崎の真実」を書きたい。 まず、長崎は何の除染もされていない。当然、今でも放射線量が周囲より高い場所が存在する。そうした場所を除染しよう、という話は、全く起こっていない。 ちなみに、放射線量が高いといっても、健康に影響を及ぼすような量ではない。 次に、福島の事故後にも起こったことだが、放射性物質

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  • 都民のための東京都知事選の争点入門

    2月9日投開票の東京都知事選挙で、何が争点になるかが話題となっている。稿では、特定の候補者を支持も批判もする意図は一切ないが、都民(以下、20歳以上の東京都の有権者を意味する)が都知事選に期待しても意味のないことが明白な争点については、事前に明らかにしたい。 「原発問題」は、東京都知事選挙の最重要争点なのだろうか。そうしたい人がいることはわかる。しかし、東京都知事には、できることと、やりたくてもできないことがある。東京都知事にできることで都民の生活に影響を与える課題こそが、来都知事選で争点とされるにふさわしいものである。特に、国政の課題であって、東京都知事にそもそも権限が何も与えられていないことを、都知事選の争点にできたとしても、そしてそれによって勝った候補者が東京都知事になったとしても、そこで公約したことは結局任期中に実現できるはずもない。 都知事に権限がない政策課題を、都知事選で公

    都民のための東京都知事選の争点入門
  • 靖国神社って何?

    安倍首相の靖国神社参拝が話題になっています。実際に行った小学生は少ないと思いますが、これは東京の九段にあります。都心なのに静かで緑の多い、美しい神社です。 これは幕末に天皇家の社としてつくられ、「東京招魂社」と呼ばれていました。明治時代に靖国神社という名前になり、政府が運営するようになりましたが、これは昔も今も国のために命をささげた人をまつる神社ではありません。 それは天皇家のために死んだ人をまつる私的な神社なので、勤王の志士として死んだ坂龍馬はまつられていますが、彼らを殺した新撰組はまつられていません。しかし明治維新までは徳川幕府が正式の国で、勤王の志士はそれを暴力で転覆しようとするテロリストでした。新撰組は京都を警備する警官だったので、国のために死んだのは彼らです。 要するに「勝てば官軍」なのです。だから明治維新の最大の功労者である西郷隆盛もまつられていません。西南戦争で政府(天皇家

    靖国神社って何?
  • あの新聞社が外資に買われる噂

    ※今回は諸般の事情により「三文小説」でお届けします m(__)m テレビ画面の向こうで剛腕投手が雄叫びを上げている。電市コンドルズのエース中田真訓が東読ギガンテスの最後の打者を三振に仕留め、球団初の日一を決めたのだ。今宵、拠地の宮城を始めとする被災地にどれだけの勇気を与えたことか。角澤次郎は自宅マンションの一室でただ一人、野球が地域社会に与える様々な影響に思いを巡らせていた。 純粋に野球を楽しめないところが新聞記者の悲しい性である。毎朝新聞の経済部から新潟支局に異動したのが半年前。入社13年目で若手記者の指導役として2年後に社に変える約束はしているが、どうなるか分からない。長男の中学受験の準備が格化していたこともあり、子を東京に置いて泣く泣く単身赴任の道を選んだ。 野球観戦が一段落して冷蔵庫にビールを取りに行こうと立ち上がった時だった。テーブル上のiPhoneが鳴り出す。着信表示

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