開発工事が止まっている空き地(中央)。右上はJR新宿駅南口=16日、東京都渋谷区で、本社ヘリ「あさづる」から(安江実撮影) 東京・新宿駅周辺で進む再開発計画で、異変が起きている。 新宿駅西南口地区で、京王電鉄とJR東日本が地上37階建ての高層ビルの建設を計画しているが、施工業者が決まらない。 このため京王電鉄は「2028年度」としていた工期完了時期を、「未定」に変更した。着工はいつになるのか──。(鈴木里奈) ◆建物の解体は2023年度から始まっていた 京王電鉄によると、新宿駅西南口の再開発計画は、京王百貨店のある「北街区」と、甲州街道を挟んだ「南街区」に分けている。 南街区は京王電鉄とJR東日本が事業主体。約6300平方メートルの敷地に、商業施設やホテルなどが入る地上37階建ての複合ビルを建設予定だ。 2023年度から既存の建物の解体が始まった。施工する候補の建設会社とは協議が継続してい
