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書評に関するmedihenのブックマーク (261)

  • ブログ記事改善のための読書メモ(Part 3完): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』 - メディヘン5

    批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書) 作者:北村紗衣筑摩書房Amazon ニッポンの書評 (光文社新書) 作者:豊崎 由美光文社Amazon 『批評の教室』と『ニッポン書評』から自分のブログ記事の改善のために役立ちそうな文章の引用と自分の覚え書きを記録した読書メモ、Part 3は執筆の実際についてです。 Part 1:2冊の紹介と「批評、書評読書感想」について Part 2:執筆の基プロセス、精読、分析 Part 3:執筆の実際(タイトル、書き出し、文など) 執筆 タイトル 『ニッポンの書評』では書評のタイトルについてあまり述べていません。これは、書評のタイトルは編集者が決めることが多いからなのかもしれません。 一方、『批評の教室』では、明確に、最初にメインの切り口を一つに定めて、それに合わせたタイトルを決めて書くのがよい、としています。 初心者が批評

    ブログ記事改善のための読書メモ(Part 3完): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』 - メディヘン5
    medihen
    medihen 2025/08/17
    読書ブログの記事の改善のヒントをもらおうと、批評と書評それぞれの分野で実践的な「書き方」が書かれている、『批評の教室』・『にっぽんの書評』の2冊を読みました。Part 3は執筆の実際について。
  • ブログ記事改善のための読書メモ(Part 2): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』 - メディヘン5

    批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書) 作者:北村紗衣筑摩書房Amazon ニッポンの書評 (光文社新書) 作者:豊崎 由美光文社Amazon 『批評の教室』と『ニッポン書評』から自分のブログ記事の改善のために役立ちそうな文章の引用と自分の覚え書きを記録した読書メモ、Part 2は執筆のプロセスとその前半である、「精読」「分析」についてです。 Part 1:2冊の紹介と「批評、書評読書感想」について Part 2:執筆の基プロセス、精読、分析 Part 3:執筆の実際(タイトル、書き出し、文など) 執筆のプロセス 『批評の教室』では批評の執筆のプロセスを、 - 精読する → 分析する → 書く → コミュニティを作る というステップに分解し、各ステップを具体的にどう進めるべきか説明しています。最後に「コミュニティを作る」というプロセスがあるのは、 批判は

    ブログ記事改善のための読書メモ(Part 2): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』 - メディヘン5
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    medihen 2025/08/11
    読書ブログの記事の改善のヒントをもらおうと、批評と書評それぞれの分野で実践的な「書き方」が書かれている、『批評の教室』・『にっぽんの書評』の2冊を読みました。Part 2は精読と分析について。
  • ブログ記事改善のための読書メモ(Part 1): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』 - メディヘン5

    自分の書く読書感想ブログの記事はどうもピリッとしないなぁ、という感覚があって、もう少しなんとかしたいと思ってきました。そこで、記事の改善のヒントをもらおうと、批評と書評それぞれの分野で実践的な「書き方」が書かれている、『批評の教室』・『にっぽんの書評』の2冊を読みました。どちらも読みやすい新書です。 この記事は、2冊を読んで、自分のブログ記事の改善のために役立ちそうな文章の引用と自分の覚え書きを記録した読書メモになります。書いているうちに、どうもすごく長くなりそうなので、連続記事にすることにしました。Part 1のこの記事は、2冊の簡単な紹介と、前提となる批評・書評に関する基スタンスについてです。 『批評の教室』と『ニッポンの書評』について 『批評の教室』 批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書) 作者:北村紗衣筑摩書房Amazon 著者は演劇・映画の批評をメ

    ブログ記事改善のための読書メモ(Part 1): 北村紗衣『批評の教室』、豊崎由美『ニッポンの書評』 - メディヘン5
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    medihen 2025/08/03
    読書ブログの記事の改善のヒントをもらおうと、批評と書評それぞれの分野で実践的な「書き方」が書かれている、『批評の教室』・『にっぽんの書評』の2冊を読みました。
  • 資本主義・神話と歴史・元のまんま 〜『ベンヤミンとパサージュ論』を仕事しながら読む〜 20 - 光朗(ミツルー)の読書日記

    夕刻からは過ごしやすい気温だが、日中の暑さはやはりまいる。暑いとどうにも頭が回らず、何を書いていてもぼんやりとなる。仕事も多少それでも進めたのだから、自分で自分を褒めたい。こう暑いと、人々も好戦的になり、ちょっとした過ちを許せなくなるようだ。また、来を歩くべきではないところをガンガン歩き、全くもって邪魔なことこの上なし。そんなどうでもいいことに、気持ちをグラグラ揺すぶられているのは、あまり気持ちの良いことではないか。 ベンヤミンは資主義を考えている。1930年代の知識人たちにはまだスターリンの粛清政治は目に入ってない。ただ、ソ連が解決策ではないことが薄々勘付いている。というのもベンヤミンは旧来の文化が嫌いになれないし、リアリズム一辺倒では面白くないと思っているはずだからだ。歴史についても、社会進化論の史観は論外だし、マルクス主義の史観もどこか気に入らないということだったのではなかろうか

    資本主義・神話と歴史・元のまんま 〜『ベンヤミンとパサージュ論』を仕事しながら読む〜 20 - 光朗(ミツルー)の読書日記
    medihen
    medihen 2025/07/18
    “神話は、単純に国の成り立ちとか〈略〉「それのそばだからそれのせい」という因果不明のものにもっともな因果をでっち上げる物語も、全部含んで神話と言っている。ある意味で、諦めるための人間的装置のことだ”
  • 読書友だち - 遠浅

    今回のZINE(『How to Write』)の執筆がけっこう面白かった。自分のちっぽけな想像力から作品をひりだすんじゃなくて、好きなものについて語るという形式にしたのがよかったんだと思う。 次は何書こうかなー。何について書こうかなーとあれこれ想像をふくらませていたら「岩波文庫の赤帯を読破する」という天才的なアイディアを思いついて喜んでいたのも束の間。念のため検索したら1997年に『岩波文庫の赤帯を読む』というが出版されていた。自分が思いつくことは他人も思いつくものである。 門谷健蔵『岩波文庫の赤帯を読む』。図書館で借りて読んでみたら、想像以上に面白く、壮大な読書記録だった。 岩波文庫は日のレクラム文庫を目指して作られた日初の文庫である。ジャンルは帯の色によって分けられている。青色は哲学。黄色は日古典。緑色は日の近代文学。白色は政治。そして赤色は海外文学。わたしがよく読む色であ

    読書友だち - 遠浅
    medihen
    medihen 2025/05/27
    "門谷健蔵『岩波文庫の赤帯を読む』。図書館で借りて読んでみたら、想像以上に面白く、壮大な読書記録だった"
  • 読書メモ:Empire of AI (by Karen Hao)…「OpenAI帝国」の内側を覗く - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    Empire of AI: Dreams and Nightmares in Sam Altman's OpenAI (English Edition) 作者:Hao, Karen Penguin Press Amazon 「今、一番気になる企業」を聞かれたら、OpenAIをあげる人は多いのではないだろうか。 私たちはOpenAIを「外」から見てきた。2010年代は、イーロン・マスクらが立ち上げた鳴り物入りの研究NPOとして。2020年初頭は、GPTという新しいテクノロジーのパイオニアとして。そして2022年冬からは、ChatGPTの会社として。過去3年間は狂ったように新しいプロダクトを世に出し、私たちは固唾をのんでその発表を見守るようになった。 一方で、何やらゴタゴタしている様子も「外」にも漏れ伝わってくる。一番鮮烈だったのは、2023年11月のサム・アルトマンの解任騒動だろう。それ以外

    読書メモ:Empire of AI (by Karen Hao)…「OpenAI帝国」の内側を覗く - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
    medihen
    medihen 2025/05/26
    生成AI技術の産業化というのは(以前から言われていたように)巨大な変化なので、歴史的事件なんだろうけど、リアルタイムにウォッチするのは大変すぎる。未来の教科書でどう書かれるのか知りたいな。
  • 清水玲奈の本にまつわる覚書

    2025/08/0117:00 カテゴリ清水玲奈が翻訳した絵当の自分になれる絵 キングコングを演じたゴリラの哀しみを描くイタリアの絵『ほんとうのじぶん』 ほんとうのじぶんルカ・トルトリーニアチェロ2025-08-01 ルカ・トルトリーニ作、マルコ・ソマ絵、清水玲奈翻訳『ほんとうのじぶん』は、イタリアで出版された絵。 日語版が今日、発売になった。 セピア色がかった色合いの表紙に描かれているのは、映画『キングコング』で主演したゴリラである。そのゴリラの視点で語られるのは、「当の自分」を見失い、そして取り戻したゴリラの半生だ。 オビにあるように、元京大総長でゴリラ研究の第一人者、山極壽一先生に、次のような推薦文をいただいている。 「アフリカでゴリラになってみた僕には、キングコングを演じたゴリラの気持ちがよくわかる」 南の島で家族と一緒に素朴な暮らしていたゴリラ青年は、来訪した映画

    清水玲奈の本にまつわる覚書
  • 読書記録。 by @emigrl

    Recent Posts Perry Carpenter著「FAIK: A Practical Guide to Living in a World of Deepfakes, Disinformation, and AI-Generated Deceptions」 January 5, 2025 Donald G. McNeil Jr.著「The Wisdom of Plagues: Lessons from 25 Years of Covering Pandemics」 January 5, 2025 Grace L. Williams著「Give Her Credit: The Untold Account of a Women’s Bank That Empowered a Generation」 January 4, 2025 Alison Bechdel原作「Alison Be

    読書記録。 by @emigrl
  • このブログの作り方(2025/01/18更新) - バーンズ・アンド・ノーブルで朝食を

    そろそろ「お前AI使って文章書いてるだろ」というツッコミをいただくようになっているので種明かしをしておきたいと思います。 2024年6月ごろに「AI使ったら最新の海外文学のトレンドキャッチアップできるんじゃね?」という思いつきで、いくつかのAIを触り始めました。当初は英文の書評や、Glaspというブラウザ拡張機能でYouTube動画から抜いたテキストデータを、ChatGPTやClaudeにコピペして「1500字の書評文を書いて」と指示していました。 しばらくこのやり方で満足していたのですが、よく読んでみるとAIに与えていない文章が付け加えられていることを発見。ディテールを勝手に書き換えているのか、付け加えているのかも判別できず。中には明らかに間違った情報も含まれており、これはどうしたものかと頭を悩ませていました。 そんなある日、千葉雅也さんが「NotebookLMがすごい」とツイートしてい

    このブログの作り方(2025/01/18更新) - バーンズ・アンド・ノーブルで朝食を
    medihen
    medihen 2025/05/06
    “生成AIを使って未邦訳本の書籍紹介ブログを立ち上げるという実験の裏側”
  • 「歩くという哲学」書評 存在することの純粋な感覚巡る|好書好日

    「歩くという哲学」 [著]フレデリック・グロ 歩く。移動手段としてではなく、歩くことそれ自体。歩いているとさまざまなもの・ことが流れ込み、湧き出てくる。少し私自身のことを書かせてもらおう。私は歩くことを日課にしている。道端の小さな花が、木々の芽吹きが、鳥の声が、私を浸してゆく。私はときに低い山、取り立てて面白みのない山道を歩く。それでどうやら身も心も喜んでいるらしい。 その喜びを著者はこう語っている。「自分に出会い直すとか、当の自分だの、失われたアイデンティティだのを取り戻すだとか、そういった話ではないのだ。歩くことによって、人はむしろ、アイデンティティという概念そのものから抜け出すことができる。」 書は、歩くことについて、そして歩くことが決定的な意味をもっていた文学者や哲学者たちについて書かれた33のエッセイからなる。「ただ身体的な努力を繰り返しているだけで、精神に『空き』ができる。

    「歩くという哲学」書評 存在することの純粋な感覚巡る|好書好日
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    medihen 2025/05/02
    "本書は、歩くことについて、そして歩くことが決定的な意味をもっていた文学者や哲学者たちについて書かれた33のエッセイからなる"
  • 書評 「なぜ人はアートを楽しむように進化したのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜ人はアートを楽しむように進化したのか 作者:アンジャン・チャタジー草思社Amazon 書はアートを進化的に考察したになる*1.著者のアンジャン・チャタジーは神経科学者で,神経美学(neuroaethetics)の研究者でもある.私はあまりよく知らなかったが,神経美学とは認知神経科学の一分野で,脳の働きと美学的経験の関係(美しいものを見た時に脳のどの領域が活性化するか,どのような神経伝達物質が介在するかなど)を研究するものらしい.書ではこの至近因的な神経科学の内容だけでなく,究極因的な(進化心理学的な)内容を扱い,対象も美しいものだけでなくコンテンポラリーアート,コンセプチュアルアートなども含むアートと広げている.原題は「The Aethetic Brain: How We Evolved to Desire Beauty and Enjoy Art」. 冒頭のはしがきで,自然科学

    書評 「なぜ人はアートを楽しむように進化したのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    medihen 2024/11/12
    "著者はアートを生物学と文化の両方の観点から理解するアプローチを取ると宣言する"
  • 娘の勧めで読んだ『絶望死のアメリカ』に垣間見るトランプ人気の背景 - Thoughts and Notes from CA

    娘が選んだ一冊:『絶望死のアメリカ』 日で受験勉強中の娘は予備校で勧められたをよく購入する。自分では買わないなぁ、というがたまに購入されるので、結構楽しみにしている。先日も、Kindleでの書籍購入通知がメールで飛んできた。¥3,800、なかなか高いを買うじゃねーか、娘。そして、のタイトルは『絶望死のアメリカ』、総ページ数352ページ。これは読み応えがあり、面白そうなだと思い、読み始めたら、やはり当たりであった。でかした、娘。 絶望死のアメリカ――資主義がめざすべきもの 作者:アン・ケース,アンガス・ディートン みすず書房 Amazon 見捨てられた非大卒アメリカ白人層 この大作の要点を思い切ってまとめてしまえうと、 現代アメリカにおいて、非大卒白人アメリカ人の自殺、薬物、アルコールによる死亡(書では絶望死と定義)は、飛躍的に伸びている 背景には、経済成長の果実を共有する輪

    娘の勧めで読んだ『絶望死のアメリカ』に垣間見るトランプ人気の背景 - Thoughts and Notes from CA
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    medihen 2024/10/30
    "見捨てられた非大卒アメリカ白人層" 日本も「大学全入」を維持できるかどうかで世の中が変わりそう。
  • 『LeanとDevOpsの科学』をきちんと解読する 〜Four Keys だけじゃ絶対もったいなくなる話〜

    スクラムフェス福岡2024での講演資料です。 --- 皆さん、職場でFour Keysを導入していますか? Yesと答えた皆さん、『LeanとDevOpsの科学』は読みましたか? あくまで僕の周囲のみの観測で語るのですが、Four Keysを職場で導入しているという人はとても多いので…

    『LeanとDevOpsの科学』をきちんと解読する 〜Four Keys だけじゃ絶対もったいなくなる話〜
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    medihen 2024/03/09
    “『LeanとDevOpsの科学』を読まずにFour Keysをきちんと利用することはほぼ不可能です”
  • 科学的発見が誇張→曲解→誤解→蔓延するメカニズムの図解と簡単で効果抜群の2つの対策|ふろむだ@分裂勘違い君劇場

    科学的発見が私たちに届くまでの伝言ゲームで、さまざまな誇張・曲解・誤解が注入されています。 いったい、どうやったら、この伝言ゲームに勝ち、信用できる科学的発見と、地雷とを見分けることができるのでしょうか? 『Science Fictions』というがその参考になります。 このは、アメリカamazonで306人に評価され、☆4.6という高評価。 世界最大の書評サイトgoodreadsでは1925人に評価され、☆4.39という高評価。 日amazonでは31人に評価され、☆4.0と、中程度の評価(翻訳は良い)です。 この記事では、このを元に、以下の2つの視点から、この問題と、その解決策を検討します。 〔問題の把握〕 科学的発見の流通システムにおいて、いかにして、発見が誇張され、曲解され、誤解され、流通し、最終的に私たち一般人がそれを信じてしまうのか、その全体像を把握する。 〔解決策

    科学的発見が誇張→曲解→誤解→蔓延するメカニズムの図解と簡単で効果抜群の2つの対策|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
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    medihen 2024/02/19
    スチュアート・リッチー『Science Fictions』
  • 【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書 1759) 作者:児玉 真美筑摩書房Amazon Kindle版もあります。 安楽死が合法の国で起こっていること (ちくま新書) 作者:児玉真美筑摩書房Amazonにも、終末期の人や重度障害者への思いやりとして安楽死を合法化しようという声がある一方、医療費削減という目的を公言してはばからない政治家やインフルエンサーがいる。「死の自己決定権」が認められるとどうなるのか。「安楽死先進国」の実状をみれば、シミュレートできる。各国で安楽死者は増加の一途、拡大していく対象者像、合法化後に緩和される手続き要件、安楽死を「日常化」していく医療現場、安楽死を「偽装」する医師、「無益」として一方的に中止される生命維持……などに加え、世界的なコロナ禍で医師と家族が抱えた葛藤や日の実状を紹介する。 5年前に難病のALSを患う女性に依頼され殺害した罪などに

    【読書感想】安楽死が合法の国で起こっていること ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    medihen 2024/01/25
    この国の場合、議論だけでこの問題に決着がつくことはなく、何か大きな出来事があって一気に決まるということになりそう。
  • ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』を勝手に翻訳している話をした。 cruel.hatenablog.com で、引き続きやっていて、第2講もいまのところ、なかなかおもしろい。まだ前半だけだけれど、言われていることはやはり単純だ。 頻出する観念として「異世界性」と「この世性」みたいなのがある。 異世界性は、来世の天国で処女が17人!とか、この世が気にわんから異世界転生するなろう小説みたいなもの欲しげな話とはちがう。そういう異世界転生って、この世の価値観のまま自分の都合のいい世界になるってことで、「この世性」の権化。 当の異世界性というのは、この現実は現実ではなく、永遠不変の絶対的な善の世界があるのよ〜みたいな話。 この手の論者はみんなインチキ。なんだけれど、西洋思想では圧倒的にこの異世界性が大きな影響を持つ。宗教なんてみんな神さまだのといったありもしないものを押しつけるという理屈で、この異

    ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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    medihen 2024/01/16
    "むしろ茶化せる、バカにできるというのは、ある意味でその議論のエッセンスを把握できているということでもある場合が多い、とぼくは思う"
  • トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな

    書を「『21世紀の資』がベストセラーになったピケティが、現代の格差の問題とそれに対する処方箋を示した」という形で理解している人もいるかもしれません。 それは決して間違いではないのですが、書は、そのために人類社会で普遍的に見られる聖職者、貴族、平民の「三層社会」から説き始め、ヨーロッパだけではなく中国やインド、そしてイランやブラジルの歴史もとり上げるという壮大さで、参考文献とかも入れると1000ページを超えるボリュームになっています。 ここまでくるとなかなか通読することは難しいわけですが(自分も通勤時に持ち運べないので自宅のみで読んで3ヶ月近くかかった)、それでも読み通す価値のある1冊です。 書で打ち出された有名な概念に「バラモン左翼」という、左派政党を支持し、そこに影響を与えている高学歴者を指し示すものがあるのですが、なぜそれが「バラモン」なのか? そして、書のタイトルに「イデ

    トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな
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    medihen 2023/12/27
    格差問題の分析。バラモン左翼と商人右翼。社会自国主義→市場自国主義。国際競争が格差に及ぼす影響を知りたい。
  • スティーヴン・バクスター最新作"Creation Node"日本語最速レビュー!:まさかのバクスター版『魔法少女まどか☆マギカ』だった!? - 水槽脳の栓を抜け

    イギリスのSF作家スティーヴン・バクスターの最新作『Creation Node』を読みました。壮大なファースト・コンタクトSFであり、また、従来のSFを批判的に検証するメタ・ファースト・コンタクトSFでもありました。 Creation Node (English Edition) 作者:Baxter, Stephen Gollancz Amazon さらに、タイトルにも書いているようにアニメ『魔法少女まどかマギカ』と共通する展開もあって、非常に興味深かったです。 バクスターを洋書で読んでいる人は、日でそれほどいないと思うため、記録しておきます。現代日SF作家のなかで頭角を現すために、バクスターの最新作を読んでいることをアピールしたいと思います。今年の九月に発売されたばかりなので、日語圏では最速レビューだと思われます。願わくば、これを機に未訳SFをどんどん紹介して、「未訳SFインフルエ

    スティーヴン・バクスター最新作"Creation Node"日本語最速レビュー!:まさかのバクスター版『魔法少女まどか☆マギカ』だった!? - 水槽脳の栓を抜け
    medihen
    medihen 2023/11/16
    "未訳SFをどんどん紹介して、「未訳SFインフルエンサー」になりたいです" ← 楽しみです。どんどんと紹介していただきたい。
  • コンピュータサイエンスで1冊ずつ本を上げるとしたら何になりますか?就職前にバイブル的な本を勉強したいと思いました。 -コンピュータアーキテクチャ -データベース -os -アルゴリズムとデータ構造 -セキュリティ -ネットワーク -プログラミング -仮想化技術 | mond

    大学の情報工学科に入学時に教科書として指定されたいわゆるパタへネを推します。 コンピュータの構成と設計 第5版 CPUの構造と基は現代ではかなり複雑になりましたがこのに書かれている基を知っているかどうかで込み入った問題にぶち当たった場合の解像度が違います。 由緒正しいDBの読というとオンラインで読めるRedbookとなりそうですがここは敢えて データ指向アプリケーションデザイン いわゆるイノシシ推します。名前からしてアプリケーションの話のように見えますし、分散システムに関する話が多いのですが最終章まで通して読むと「アプリケーションとデータベースの境界とは来存在せず、入力されたデータを『いつ』『いかに』『安全に』加工・保存・出力するかがアプリケーションであり、その目的に対する最善手をフラットに考えるとある意味でアプリケーション全体が既にひとつのデータベースであってその仕事の一部

    コンピュータサイエンスで1冊ずつ本を上げるとしたら何になりますか?就職前にバイブル的な本を勉強したいと思いました。 -コンピュータアーキテクチャ -データベース -os -アルゴリズムとデータ構造 -セキュリティ -ネットワーク -プログラミング -仮想化技術 | mond
  • 第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌

    古典SFを読み始めて3年が過ぎ、「SF的自我の目覚め」を迎えた高野秀行が、かつて読んでいたSF名作の再読に挑む。 思春期は人間にとって最も厄介な時期である。自意識がMAXまで膨れあがり、「世界とは何か」とか「××とはこうあるべき」みたいな壮大なテーマを語りたがる。世界の裏には普通の人たちが気づかない真実が潜んでいてなぜか自分(を含む一部の人間)だけがそれを知っていると思いたがる。そして、思春期はどのジャンルにも存在する。 私もこの連載を始めてもう4年、そろそろSF幼年期が終わり、SF思春期に差し掛かってきた気がする。人生的にいえば中学二年生レベルだ。その証拠に最近「SFとは何か?」とか「この小説は果たしてSFなのか?」とか「この作品の裏には別の解釈があるのでは?」なんてことばかり考えてしまう。どう見ても私ごときのSF読書歴ではそんなことを語る資格も能力もないのに。私がSFの定義や古典SF作

    第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌
    medihen
    medihen 2023/07/07
    "涼宮ハルヒは果たしてSFなのか?" → また面倒くさいことを、と思ったら → "ハルヒシリーズはSFではない。現代最先端の思想書もしくは超絶ノンフィクション作品であると。(次回に続く)" 自陣に持ち込む高野秀行