小林誠容疑者(43)が逃走したのは19日の午後1時半ごろでした。傷害などの罪で実刑判決が確定した小林容疑者を収容するため、午後1時ごろ、横浜地検の職員5人と警察官2人の合わせて7人が神奈川県愛川町田代にある自宅アパートを訪れました。 警察などによりますと、このとき小林容疑者は「お前らだましたな」などと大声で叫んで収容に応じず、さらに「準備するから出て行け」などと大声をあげたということです。 その直後に台所から包丁を取り出して外に出て、脅すように包丁を見せつけたり、振り回したりしながら、近くの駐車場に止めてあった車で逃げたということです。警察官は警棒は持っていたものの拳銃は携帯しておらず、その場では阻止することができなかったとしています。