この記事はカーネル/VM Advent Calendar2011のために書かれたものです. 今回の記事はZFSなNASについて書いてあります. ZFSを復旧!! ZFS Root*1なマシンが此処にありますが,1台ディスクが壊れています. このマシンの構成は,hdd 1TB * 6,ZFS v.15, raidzとなっています. このディスクはどうやらプラマリディスクのようです. ので起動しませんorz まず,故障ディスクを入れ換えます. 入れ換えたあとはのディスクは,replaceでディスクを指定すると入れ替え てくれ,自動復旧します.ここで故障したディスクはad6のディスクが故障 してます.また,入れ替えたディスクは,ad10となっていますので,この ディスクをGPTパーティションとして切ってZFS用の領域とboot用の領域に 分けます.分割したあと,新しく入れ替えたディスクと元々あっ
Registration of Optional Kernel Subsystems via sysctl FreeBSDカーネルやユーザランドはカーネルモジュールを読み込んだりオプションを指定してカーネルやシステムを再構築することでさまざまな機能を追加したり、逆に機能をそぎ落として最小限の構成にするといったことができます。 しかし、現在のフレームワークにはどの機能が有効になっているかを知る統一された方法がありません。たとえばこの機能があるからこの動きをする、あの機能があるからあの動きをする、といったようにアプリケーション側で判定して動作を切り替えるといったことが簡単に実現できない状況にあります。 SoC 2010ではこれを簡単に実現できるようにしようという取り組みがIlya Bakulin氏によって実装されました。機能があるかどうかをsysctl(8)でチェックできるようにしようというも
2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。 Ports Distfile and WWW Checker Ports Collectionで使われている配布物URLとWWWのURLが実際に存在するかどうかをチェックする取り組みが紹介されています。portでは配布物を取得するためのURLとサイトのURLを指定する内容がありますが、すでに存在しないURLが記載されていることがあります。これを検出してチェックできるようにしようという取り組みが紹介されています。 現在の実装はMySQLデータベースをバックエンドとし、43万2,000を超える配布物を24時間以内にチェックできるようになっています。スレッドを30並列に動作させチェックしているとのことです。
2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。 Ports Collection Ports Collectionに登録されているアプリケーションやライブラリの総数が22,000を超えたことが報告されました。2010Q2から2010Q3までの間に2つのコミットビットを回収したほか、新しく5名のports committerが登録されたことも報告されています。また、New York City Interneに新しく11のサーバが追加され、パッケージビルドクラスタとして活用されることも報告されています。 Portsマネージメントチームではベースシステムの更新がPorts Collectionのビルドや動作に与える影響や、メジャーportをアップグレードした場合にほかのportsにどういった影響を与えるかといったチェックを
2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。 pkg_upgrade(sysutils/bsdadminscripts) Dominic Fandrey氏がFreeBSDパッケージのアップグレード管理を実施するツールpkg_upgrade(sysutils/bsdadminscripts)を報告しています。pkg_upgradeはパッケージをベースにバイナリベースでアプリケーションのアップグレードを実施するためのメカニズムです。PBIのように専用のパッケージシステムを開発するのではなく(なお、PBIはPorts Collectionをベースに構築されており、アプリケーション構築のベースを完全にPorts Collection以外にしているというわけではありません)、Ports Collection/Packages
2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。 Kernel Event Timers Infrastructure Alexander Motin氏から新しいカーネルイベントタイマーに関する開発状況が報告されています。これまでFreeBSDは定期的にタイマー割り込みを発生させて各種処理を実施していました。Alexander Motin氏が取り組んでいる開発はこれに代わってワンショットタイマー割り込みを実装するというものです。必要な時にだけ割り込みを発生させるようにして不要な割り込みを削減します。 9-CURRENTにはすでにこの新しいタイマー機能とタイマーAPIが取り込まれています。amd64、arm(Marvell)、i386、mips、pc98、powerpc、sparc64、sun4v版にすでに実装が取り
2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。 gptboot Improvements Pawel Jakub Dawidek氏からgptbootの追加開発が実施され、GPTのすべての機能が実装されたことが報告されています。主な変更点は次のとおりです。 GPTのすべての機能を実装 エラーメッセージにブートプログラムを印字するように改善。このためどこで問題が発生しているのかが以前よりもわかりやすくなった 起動できない場合、これまで5秒ごとにブートプロンプトを表示していたが、1回だけ表示されるように変更 新しいGPT属性(bootme、bootonce、bootfailed)の追加 新しく追加された属性はそれぞれ次の意味を持っていると説明があります。 bootme - ブート可能パーティションであることを指定 boot
2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。 Clang Replacing GCC in the Base System current - FreeBSD 9-CURRENTへLLVM Clangの最新リリース版となるバージョン2.8がマージされたことが報告されています。システムおよびカーネルを構築するために必要になる変更はすべてマージされており、amd64およびi386のビルドが可能であると紹介されています。なお、バージョン2.8にはアセンブラの機能も統合されていますが、まだこの機能は一般利用できる状況にはなっていないということです。 FreeBSD 9-CURRENT / clang(1)実行例 # uname -v FreeBSD 9.0-CURRENT #8 r214856: Sat Nov 6 14:
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