スペインの研究者が、料理をおいしくする食材の組み合わせを決める「フード・ブリッジング」理論を発見した。人工知能で未発見のレシピを探索するなど、料理界に革命をもたらす可能性がある。 by Emerging Technology from the arXiv2017.04.24 729 111 21 3 人間が摂取する料理の数は、食材の組み合わせの総数でいうと、おおよそ10の15乗もある。ただし、私たちが実際に食べるレシピの総数は約100万件で、全体のごく一部でしかない。したがって、食材を組み合わせたレシピには、何らかの系統的原理に基づく相性があることが強く示唆される。 そうなると食品科学者にとって目下の課題は、風味の善し悪しを支配する法則を発見し、人類が未体験の味覚をレシピとして創出することだ。 4月20日、テレフォニカ・リサーチ(本社バルセロナ、スペインの大手通信事業者テレフォニカの研究開