中国の電子商取引大手アリババの会長兼創業者であるジャック・マー(馬雲)氏は、テクノロジーが脅かすのは雇用だけではないと考えている。 同氏は6月21日(現地時間)、CNBCのジャーナリスト、デイビット・ファバー(David Faber)氏とのインタビューで、機械学習やAI(人工知能)のような新技術が第三次世界大戦を引き起こす可能性があると指摘した。 「最初の技術革新は第一次世界大戦を招いた。次の技術革新は第二次世界大戦を。そして今、第三の技術革新が起きている」 ビジネスの世界は機械学習やAIの話題で持ちきりだ。これらの新技術を導入する企業数はかつてないほど多い。 同時に、AIなどのテクノロジーが、一般労働者の仕事を自動化し、雇用を奪い去るとの不安が高まっている。それだけでなく、自動化の進行によって地政学的な影響に対する懸念も浮上してきた。 「第三の技術革新は第三次世界大戦を引き起こす可能性が