京都市に本社がある大手電子部品メーカー「日本電産」は、創業者の永守重信会長がCEO=最高経営責任者の職を退き、関潤社長に交代する人事を発表しました。永守氏は、引き続き代表取締役会長として、重要な経営の意思決定に関わるとしています。 発表によりますと、日本電産の創業者である永守氏は、会長兼CEOとして経営のトップを務めてきましたが、22日の取締役会でCEOの職を退き、関氏に交代する人事を内定したということです。 永守氏は、引き続き代表取締役会長にとどまり、中長期的な戦略など、重要な経営の意思決定に関わるとしています。 関氏は59歳。おととし12月に日産自動車のナンバースリーにあたる副COOに昇格しましたが、その直後に退社して日本電産の特別顧問となり、去年4月、社長に就任しました。 今後は、関氏が足元の経営課題について責任をもつ体制に移行します。 この人事は、ことし6月の株主総会で正式に決定さ