大阪産業大学(大阪府大東市)の採用担当者を脅迫し、自分の孫を正職員に採用するよう求めたとして、府警は2日、大学の元理事で自称団体役員の北山貞夫容疑者(83)=大阪府松原市別所5丁目=を強要未遂容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 四條畷署によると、北山容疑者は、大学で1年契約の事務員として働いていた孫が、正職員の専任登用試験で不合格になったため立腹。昨年11月26日、採用に関わった男性職員(59)に電話し、孫を採用しなければ「試験の不正をばらす」などと脅した疑いがある。 大産大によると、脅されたとされる職員は、北山容疑者から「孫を合格させないと、職員試験の不正と不適切な入試疑惑を公表する」と言われたという。このため今年3月、四條畷署に告訴した。 署によると、北山容疑者は大産大に1990年4月から勤務し、90年8月に総務部長に就任。93年から理事を務めていた。大産大は「職員