ただ普通にやろうとしても優柔不断な自分にはなかなか選べそうもないので、 わたしがラノベ読み始めた頃から去年までに刊行された作品から年に1作ずつ、という縛りをもうけました。 結果泣く泣く外した作品も。あれ本末転倒? /わりとミーハーなラインナップになりました。
【ネタ元:夏アニメ2012の小説・漫画を電子書籍で読んでみよう:見て歩く者 by 鷹野凌】 上記ネタ元のサイトで夏アニメ原作の電子書籍化の状況が取り上げられていました。そこで、ライトノベルの電子書籍化の状況はどうなんだろうかと思い、調べてみました。 今回はレーベル別・刊行年別・ストア別に、どれだけの作品が電子書籍化が行われたか表にしてみました。 以下の表の数字は、その年の本の刊行点数(2008年1月刊から2012年6月刊まで、限定版は除く)およびストアで登録されている点数です。(調査日:2012/07/11〜15) 対象ストアは以下の5つです。 BOOK☆WALKER 紀伊國屋書店 BookWeb honto 電子書籍ストア 電子書籍ストア BookLive! 電子書店パピレス 上記ネタ元で取り上げていた『eBookJapan』と『Yahoo!ブックストア』はライトノベルを扱っていないよう
GA文庫のまいぞーです。今回はライトノベル編集部のお仕事事情と題しまして、GA文庫のカバーデザインができるまでをお届けします。題材としてとりあげるのは6月15日発売となる、望公太先生の最新作「異能バトルは日常系のなかで」。発売に先駆けまして、ちょこっと作品の内容もご紹介。それでは参りましょう。 アキバBlogをご覧の皆様、こんにちは。GA文庫のまいぞーと申します。 今回は担当作を題材に、ライトノベルのカバーデザイン、通称「ガワ」ができるまでの流れをご紹介します。 ※なお、あくまでも一編集者の今回に限ったやりかたです。 編集部、編集者ごとはもちろん、作品ごとでもガラッと変わることがあります。ご承知おきください。 まずは完成品から↓。 「異能バトルは日常系のなかで」 著:望公太先生、イラスト:029先生による作品です。 望公太先生は第3回GA文庫大賞・優秀賞「Happy Death Day」の
以前、ライトノベルの「越境」というものが論じられたことがありました。 http://mykaze.sakura.ne.jp/mtblog/archives/2005/10/19-015207.php http://mykaze.sakura.ne.jp/mtblog/archives/2005/10/24-095536.php 解説本ブームによるライトノベルの「再発見」、ライトノベルのハードカバー化戦略、ハヤカワの「リアル・フィクション」、児童文学(YA)のライトノベル化などなど、まあ例によって定義は曖昧なのですが、総じて「外」へと向かうような動きをまとめて「越境」と呼んでいたわけです。 そうした「越境」作家の代表格、桜庭一樹、冲方丁、有川浩、米澤穂信らは、みなそれぞれに「内」側から飛び出して、いまでは「外」の世界で活躍しています。 天地明察 作者:冲方 丁角川書店(角川グループパブリッシ
1990年代後半をピークに、雑誌・書籍とも低落傾向にある出版業界。そんな中でも、2009年の販売額を301億円と、その5年前より13.6%伸ばしているのがライトノベルだ(「ライトノベルで勝負 角川に挑む講談社・集英社」)。 ライトノベルでは現実と離れた題材が取り上げられることも多い中、農業高校を舞台に大胆な筆致で農業に関わる人々を描いた作品として話題になっているのが白鳥士郎著『のうりん』(GA文庫)である。農業高校を1年以上取材した中から生まれた『のうりん』はシリーズ累計で14万部を販売、この春にはマンガ化やドラマCD化も行われることとなった。 近年、マンガ界では農業高校を舞台にした荒川弘作『銀の匙』や農業大学を舞台にした石川雅之作『もやしもん』がヒットしているが、ライトノベルで農業をテーマとした作品は異色。『のうりん』が生まれた経緯やその反響について、作者の白鳥士郎氏とGA文庫編集担当者
ボクが小学五年生の頃だったと思いますが、当時は深夜アニメ枠というのもほとんどなくて、「オタク向け」とされるアニメの時間も一週間のうちほんのわずかでした。 その頃の人気作品といいますと、代表的なものに「ズッコケ三人組シリーズ」や、宗田治の『ぼくらの七日間戦争』を中心とした「ぼくらシリーズ」があり、低学年向けには「かいけつゾロリシリーズ」も学級文庫の人気者だったと思います。 ファンタジーでは水野良の「ロードス島シリーズ」を好んで読んでいる人もいましたし、当時のブームでもあった「学校の怪談」なども男女問わずやはりみんな借りていたように思います。 そんな中「ライトノベル」というジャンルが大きく知られるようになった、あるアニメ作品が放送されます。 それが1995年から三度にわたってアニメ化された神坂一原作の「スレイヤーズ」シリーズでした。 ライトノベルのルーツとしてよく名前が挙がる「ロードス島戦記」
現在では当たり前のように使われるライトノベルという名称ですが、その誕生は遡ること22年前、1990年頃の出来事になります。すでにご存知の方も多いように、名称誕生の舞台となったのは当時のパソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジー・フォーラム」だったと言われています。その経緯についてはシスオペであった神北恵太氏のブログ記事や、新城カズマ氏の『ライトノベル「超」入門』(ソフトバンク新書)などに詳しいので、興味のある方はぜひチェックして見て下さい。 さて、パソコン通信の世界から誕生したライトノベルという名称が、現在のように一般化するまでにはそれなりに長い時間を要しています。しかし一般化するまでの間、類似する名称(「ジュヴナイル小説」「ティーンズ小説」「ヤングアダルト」など)があるなかで消えずにいたということは、どこかで脈々と使われ/語られ続けていたことを意味します。事実、急速に一般化が進んだ2
第 1話 「こんなところに…」 第 2話 「ゴミをあさる」 第 3話 「ムラマサ」 第 4話 「お花を摘む」 第 5話 「夕日」 第 6話 「まどろみの中で」 第 7話 「綺麗だ」 第 8話 「ウサギさん」 第 9話 「山の神様」 第 10話 「出来るわけない」 第 11話 「はしたない」 第 12話 「カレー粉」 第 13話 「それでも私は帰る」 第 14話 「吐いた」 第 15話 「お母さんってすごい」 第 16話 「山葵を噛む」 第 17話 「無事に帰れたら結婚するんだ」 第 18話 「夢を見た」 第 19話 「cinq�粗nta」 第 20話 「笑いが止まらない」 第 21話 「元気付けなきゃ」 第 22話 「まだ夜だ」 第 23話 「何かが落ちた」 第 24話 「恐怖
私が幻想文学というジャンルを意識したのは、1978年、大学入学以後のことである。それ以前に、『指輪物語』や児童文学のメルヘン、SFに触れていたが、ジャンル意識というものはなかった。『指輪物語』は非常に孤立した、きわめて特異な小説だと考えていた。大学の図書室で初めて妖精文庫と幻想文学大系に触れ、これらをすべてひとくくりにする思想があることを知ったのだった。幻想文学というジャンルのイメージを決定したのは、国書刊行会の幻想文学大系であったろう。そして、幻想文学の中のサブジャンルとしてのファンタジーは、ハヤカワ文庫FT(1979創刊)によって、そのイメージを決定づけられていったと言えよう。児童文学のファンタジーの売れ行きが今ひとつで、アダルト・ファンタジー・シフトとなったのは、そうしたものを待ち望んでいた読者がいたということで、おそらくそこには「もっと指輪物語を!」という感覚があったのではないだろ
のっけから、俺用語で申し訳ない。自分は、上遠野浩平のブギーポップシリーズを、『エンブリオ炎上』以前を第一部、『ハートレス・レッド』以降を第二部と、勝手に区分しています。その基準は、多分に感覚的なものですが、強いて言うなら、『エンブリオ』ではまだブギーポップで敢えてそれをやっている感のあった「能力バトル」の常態化、ということになるでしょうか。さて、これは自分の印象ですが、以前はブギーポップを読んでいたが今は読んでない、という元ファンのうち、『ハートレス・レッド』あたりで見切りを付けてしまった人というのは、案外多いのではないでしょうか。自分以外にも、こんなことを書いている人がいます。「実際に、そうした展開(引用注:「登場人物が『悪の組織』と超常的な能力でもって戦う小説」)を見せるこの時期以降の《ブギーポップ》シリーズをマンネリズムとして敬遠する読者もいる」(元長柾木「パブリック・エナミー・ナン
前のエントリであげた「ゼロジャンル」的な作品は、しかしゼロジャンルではない。一般的なゼロジャンル作品は要するに角川文庫版『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』や有川浩の諸作品のような表紙が買いやすくて一般読者からも指示を得られた作品であって、あの中で上記に当てはまるのは『雪蟷螂』『プシュケの涙』くらいしかないだろう。結局のところ、ゼロジャンルというカテゴリの限界は「いかに哲学的で思弁的で、一般文芸に勝るとも劣らない内容の作品があろうともその表紙が恥ずかしかったらカテゴリ外」という点にあった。『15×24』とか『ファンダ・メンダ・マウス』のような明らかに一般文芸的な、でもゼロジャンルから弾かれた作品を形容する言葉はない。さらに差異点をあげるなら、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』も有川作品も一般文芸側の評価を受けていた。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』はミステリ雑誌に絶賛のコメントが掲載され(さらに
実は大人向けラノベ考察シリーズ第三弾。 「ライトノベルの一般文芸のあわい」という言葉としてときどき用いられる「ゼロ・ジャンル」だが、これはもう効力を失ったのではないか。言い換えると、完全に死語だということ。確かに2000年〜2008年あたりまでは十分言葉としての力があったんだと思うけれど、その後はブログでも評論でも急速に俎上に上がることがなくなった。 その主たる原因はライトノベルと一般文芸の切り離しが進んだことにあると思う。結局、「ライトノベルを脱却する」ことを目指していたAMWの意図は失敗した。確かに橋本紡・有川浩という二大巨頭を日本の一般文芸界に送り込むことに成功したが、それに続く作家・作品を用意できず頓挫した(いや、紅玉いづきや綾崎隼がもっと有名になれば辛うじて成功している、と判定できるのだろうが)。例えばメディアワークス文庫はやっぱり、というか何というか「大人向け」ですらないライト
ライトノベル関連の文献目録を作成してみました。 まだ単行本や情報・評論系の同人誌収録の論文・評論を加えていませんし、雑誌記事でも脱漏がさぞ多かろうと思います。 追加情報をご教示いただければ幸いです。 (ならざけ作成) ・表現とリアリズムの変遷―ライトノベル25年史 三村 美衣 SFマガジン., 44(7) (通号 567) 2003.7. ・「近代文学の終り」とライトノベル 笠井 潔 ユリイカ., 36(10) (通号 497) (臨増) 2004.9. ・青春の戯言―ライトノベルから見た西尾維新 玉川 博章 ユリイカ., 36(10) (通号 497) (臨増) 2004.9. ・2004年のライトノベル総括と今後の展開について 早乙女 純子 日販通信., (通号 788) 2005.4. ・いまや小説の一大ジャンル ライトノベルは村上春樹よりイケてるゼ 大泉 実成 現代., 39(7)
ライトノベルの総合情報サイト!ラノベニュースオンラインhttp://ln-news.com/おすすめ度 ★★★★☆RSS対応ライトノベル関連の(商用サイトによる)ニュースサイトニュース更新頻度は、まあ普通レベルな印象。今のところオリジナルの企画としては、インタビュー記事が多い。(だが角川系レーベルへのインタビューができていないので、今後はMF文庫Jのインタビューもできなくなる可能性も?この辺りは「このライトノベルがすごい!」あたりと事情が重なっている?) 今までのニュース更新を見ている限り、中の人のニュース更新スキルは(まだ慣れていないからか)中途半端な印象が強い。それにライトノベル全般の知識量も半端な印象があり、サイト構築に使っているブログツールの「WordPress」を上手く使いこなしていないようにも思える。せっかく「WordPress」を使っているのにスマートフォン対応用のページが用
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