日本のアニメを、海外で、ネットで見るというと、違法なものという印象が強い。さすがにYouTubeには少なくなったが、DailymotionやVeohといったサイトには、いまでも日本アニメが、それも翻訳された字幕付きで、多数アップされているからだ。 ところが、日本アニメの海外での有料ストリーミング配信で、成功している企業がある。米国のベンチャー企業「Crunchyroll」(クランチロール)だ。 今年1月にテレビ東京と提携して、アニメ『NARTO』の配信を開始して以降、現在では世界各国の450万人の会員に向けて、約200タイトル、5000本の映像を配信しているという。 このクランチロールとは、どんなサービスで、何をねらっているのか。東京・千代田区、新丸の内ビルディングにある同社オフィスにて、日本法人のビンセント・ショーティノ代表取締役社長にお話をうかがった。 より早く、字幕付きでアップするこ