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ブックマーク / sivad.hatenablog.com (9)

  • 日本はそろそろノーベル賞のクレクレをやめてもよい国だと思う - 赤の女王とお茶を

    今年のノーベル賞はいろいろな意味で興味深かったし、質の高いエントリが沢山書かれたと思います。 研究の奥深さや学問の素晴らしさがアピールされる一方、ノーベル賞の不完全さにもスポットライトが当たった点が特に面白かったですね。 例えばこんな記事たち。 Douglas Prasher博士のケース、ノーベル化学賞の裏側で このかたは、下村博士のおられたところ同じ海洋研究所にいて博士がみつけたGFPタンパク質の遺伝子をつかまえてその配列やアミノ酸配列を決めたものでした。 それで、まさにこの遺伝子をもちいてチャルフィー博士など今回の受賞となった研究をしようとしたのだけれども、継続困難で、研究費を打ち切られ職もうしなってしまったのだそうです。 日にノーベル賞が来た理由 戸塚洋二博士(1942-2008.7.10)です。戸塚さんこそ、ノーベル賞をもらわないわけにはゆかない人でした。 なぜ「大してうれしくな

    日本はそろそろノーベル賞のクレクレをやめてもよい国だと思う - 赤の女王とお茶を
    memoclip
    memoclip 2008/10/11
    確かに。でも賞はあるはずなんだよね。でもスポットライトが当たってなくて、未だ舶来信仰というか。ブランド信仰というか。自分の目を信じれないのかなぁ。ドロドロなものを確実見ることになるのがイヤなのかも。
  • マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を

    ケーキ 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か 別に誰を批判というわけではなく、これらを読んでふと思いついたことですが。 fuku33さんのエントリにhokusyuさんがナチズムを持ち出してきて、確かにいきなりの飛躍のように思えるのですが、考えてみるとそもそもfuku33さんの教えておられる経営学、創始者はかのピーター・ドラッカー。 そしてドラッカーのキャリアはナチズムへの批判と分析から始まっていたりするのです。 ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/11/16メディア: 単行購入: 2人 クリック: 58回この商品を含むブログ (30件) を見るナチズムを体験したドラッカーはアメリカへ渡ってこの書を出版し、二度とあのような事態を引き起こさないための組織・社会運営の方法について考え始めます。

    マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を
  • 赤の女王とお茶を - 競争について子供に教えるべき3つのこと

    マルクスにさよならをいう前ににインスパイアされて。 結論からいうと、3つとは 1. 世界は競争に満ちている 2. 決められたルールで競争するのは既に負けである 3. 競争すべき相手を誤るのもまた負けである です。 1.世界は競争に満ちている 確かに、世の中いかなるところにも競争は存在します。子供の教育とはいえ、そのことを隠蔽するのは欺瞞というものでしょう。 しかしながら、競争について教えるべきことはそれだけではない。競争原理主義の皆さんも、実は「競争」というものについてかなりの部分を隠蔽しているのです。 それが、2.以降です。 2.決められたルールで競争するのは既に負けである 受験にしろ運動会にしろ、所詮は人の決めた一元的なルールや基準で「競争させられている」に過ぎません。しかし、グーグルや任天堂、あるいは「ホモ・サピエンス」をみれば分かるように、現実の社会、あるいは生態系においてすら、「

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  • 赤の女王とお茶を - やっぱり人類は宇宙で孤独なのかもしれない

    ドレイクの方程式ってのがあります。 N :我々の銀河系に存在する地球外文明の数 R* :我々の銀河系で恒星が形成される速さ fp :惑星系を有する恒星の割合 ne :1つの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数 fl :上記の惑星で生命が実際に発生する割合 fi :発生した生命が知的生命体にまで進化する割合 fc :その知的生命体が星間通信を行う割合 L :星間通信を行うような文明の推定存続期間 こういうやつで、要するに我々人類が接触する可能性のある地球外文明の数を大雑把に計算してみよう、という試みですね。 特にfl以降は確実な数字を入れることはできなくて、飽くまでも推測するだけなんですが。例えばWikipediaによるとドレイク自身は R = 10個/年 fp = 0.5 ne = 2 fl = 1 fi = fc = 0.01 L = 10年 という数字を入れたそうですが

    memoclip
    memoclip 2007/06/21
    耽美な世界ですね
  • 赤の女王とお茶を 茂木と梅田のいる場所は既に科学者が2000年に通過した場所

    科学者に衝撃を与えた「ロマンティックでない」グーグル 今頃何をいってるんだか。この人たちはかの「ヒトゲノム・プロジェクト」を忘れたのか? 特に茂木さん、生命科学研究の歴史を知らないんでしょうか。 あの頃も一種の狂騒状態で、バイオ研究者のすることはなくなるんじゃないかというまことしやかな説が飛び交ったもんです。 確かに遺伝子情報が誰でも手に入れられるようになり、それまでの単に遺伝子を同定しただけで論文が書けていた時代は終わりました。 しかし生命科学研究は終わるどころか、一層白熱しています。機械的な遺伝子配列の解読をしなくてすむようになったおかげで、より「人間的な能力」が研究にとって重要になりつつあります。 それは生物学的意味づけであり、根源的な洞察であり、観察と直観であり、イマジネーションの力なのです。 情報格差を利用して知識を切り貼りし、それっぽいハッタリでっている人たちにはやや危機的な

    赤の女王とお茶を 茂木と梅田のいる場所は既に科学者が2000年に通過した場所
    memoclip
    memoclip 2007/04/22
    聞いてないので保留
  • 捏造される「好き」にご注意 - 赤の女王とお茶を

    「好きを貫く」のはそんなに簡単なことではない。 一つ学ぶ点があるとすれば、 「何が好きなのか」という根源的な問いに答え続けようと努力する のくだりでしょうか。 人間の「欲望」は往々にして社会的に形成されます。 「もし知らなければ望まない」ようなモノは基的に社会的文化的に形成された「好き」であって*1、それゆえに外部から操作されやすい。 何しろ一旦「好き」になってもらえればいくらでも消費してくれるし、タダ同然で労働力を差し出してくれる。 こんなオイシイ話はないわけです。 だからこそマインド・ハックから脳を守る二冊で書いたような心理テクニックを使い、世の中は是が非でも「好き」を捏造しようと迫ってくる。 はっきり言ってしまうと、まず注意すべきなのは「好きなことをしろ」と声高にいう人達なのかもしれません。 ところで、「皆が好きなことを追求する」ことによって、こちらでも書いたように「全体としては不

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  • 赤の女王とお茶を - アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。

    納豆だの波動水だの血液型だのに沸く日列島。 安部首相率いる現政府は「識者」達の「教育再生会議」を招集し、実にステキな対策や提言を通じて教育改革に取り組んでいます。 一方、アメリカにおいては既に1985年から大規模な教育改革プログラムが発動しており、現在も進行中です。 その名も"Project 2061"。 Project 2061は、先日も書いた最強の民間理系支持団体AAASを中心として、様々な分野の専門家を集め国ぐるみで作成された一大プロジェクトであり、全アメリカ国民の科学的思考力を増進するための76ヵ年計画を米国全土、あるいは州レベルにおいて遂行せんとする極めて戦略的で具体的なプランです。 Project 2061ではまず、Science for All Americansという報告をまとめ、「科学」とは何か、そして国民が身に付けるべき「科学力」とはどういうものであるか、について徹底

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    memoclip
    memoclip 2007/02/25
    これが「普通に」なるのか。76ヵ年計画か…。ほんと骨太。すごい。基礎研究が積み重なり、自然に高次の研究に進む。アメリカだけが未来へと進む。畏怖。
  • 本当の問題は「食って寝て排泄する機械」としての老人である

    機械って言っちゃ申し訳ないけど。機械って言ってごめんなさいね。 生産人口は決まっている。 「って寝て排泄する機械」がそれに比して多すぎるから、後は一人頭削っていくしかない。 good2ndの日記 - 機械にたとえたのって、そんな沸騰するような話ですかね? 以前から書いていますけど、題、質というのならば真の問題は「少子化」ではなく、「高齢化」の方なのですよ。人口が減ること自体が問題なのではなく、社会の高齢化が速すぎることが問題なのです。 ですから、柳沢大臣は当は上記のように言わなければならなかったのです。 重要な問題の質を捉えられない大臣にはやっぱり辞めてもらったほうがいいかもしんないですね。 関連: 増える75歳以上支える覚悟と仕組みは*1 老いと死の時代がやってくる 真の問題は少子化ではなく、高齢化。 *1:sava95さんどうもです

    本当の問題は「食って寝て排泄する機械」としての老人である
    memoclip
    memoclip 2007/02/06
    そうくるか。いずれにしても辞めないといけないのね(笑) 独居、要介護、寝たきり、老人ホームにいる老体の方を想像して、昔の人の「生」が濃縮しているのを感じ取れる体を思い出す。生きてるってなんだろうか。
  • 赤の女王とお茶を - 日本の理系が敗北するたった一つのシンプルな理由

    残業代を払えない経営者は無能である 有能な経営者を期待したら負けである なかなか面白くなってまいりました。 経営に関することは御大二人にお任せするとして、私はこれを一種の「理系哀歌」モノとして読みました。 ですが実は、日技術者や研究者の社会的立場がいつまでたっても弱く、「搾取」され続ける理由は明白なんです。 支持団体がないから これですよ。 もちろん瑣末な理由はいくらでも出して来れますが、社会的に観るならば間違いなくコレです。 例えば米国。 かの国には世界最大・最強の理系支持団体、 "AAAS (American Association for the Advancement of Science)" があります。 262の支部と1000万人の加入者を誇るこのNPOは世界最高峰の科学雑誌「Science」の発行元として有名ですが、ホームページを読めばその活動はまさに「アメリカ理系力」の

    赤の女王とお茶を - 日本の理系が敗北するたった一つのシンプルな理由
    memoclip
    memoclip 2007/01/30
    なるほど。実情に即した社会になるためには、何をすればいいかって話ですね。
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