似たもの同士が「おれたちってかっこいいよね」とか言い合う文化圏を部外者として見ると傍目に無残だなと思うわけだが、しかし文化圏とはそもそも似たもの同士の寄り合いだから、「おれたちってかっこいいよね」が響きあう空間自体は珍しいものでもなんでもないはずだ。けどまあ傍目に無残とまで思ってしまうような状況はそれなりにレアだから、やはりそこにはなんらかの機会希少性があるのかなと思わなくもない。自分が帰属している文化圏の場合あまり違和感を生じづらく、そして自分が帰属していない文化圏に触れる機会があまりないということだろうか。いやちがうか。文化圏内で「おれたちってかっこいいよね」とか必ず言ってるわけではないからか。かっこよさを確認しあわないと死んでしまう文化圏限定だからか。 似たもの同士では基準が偏っていて当然だから、発言「かっこいいよね」は、そのひとたちが実際にかっこいいかどうかと関係がない。それが実際