世界の科学者らが集い、長崎市で開かれていた第61回パグウォッシュ会議世界大会は5日、長崎宣言を発表し、閉幕した。宣言は「長崎を最後の被爆地に」とのメッセージで始まり、世界の国々と市民社会などが連携して核兵器の法的禁止をめざすよう呼びかけた。 1日から始まった会議には約40カ国約200人の科学者らが参加。被爆者らの体験に耳を傾け、核廃絶への道筋などを議論した。 会議での宣言発表は2005年の広島開催以来、5回目。宣言では「被爆70年たった今なお核兵器がもたらす切迫した危険に直面している」とし、核軍縮の行き詰まりや紛争多発への危機感を表明。核保有国には核兵器の削減にとどまらず、核兵器廃絶の確約を迫り、「核の傘」に依存する非核保有国には「非核兵器地帯」への参加など、安保政策の変革を求めた。 会議が開かれていた3日には、… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こ
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