台湾の馬総統「中台会談の目的は現状維持」：朝日新聞デジタル

７日にシンガポールで中国の習近平（シーチンピン）国家主席と会談する台湾の馬英九（マーインチウ）総統は５日、台北市内で記者会見し、１９４９年の分断後初となる今回の首脳会談について「常態化の第一歩になる」と意義を強調した。また、肩書を外して会うことで台湾側の尊厳や対等性が守られる、と理解を求めた。 馬氏は会談の最大の目的は「台湾海峡の平和を固め、現状を維持すること」とした。中国に対して、台湾の国際舞台での活動を容認するよう求める一方、抗日戦争に関する共同研究への言及を「排除しない」とした。中国が活動を強化し、周辺国が反発している南シナ海問題は取り上げないという。 台湾では来年１月に総統選があり、馬総統は５月に退任する。今回の会談には総統選への影響を考慮したとの批判や、退任間際に台湾の将来にかかわる重大な決定をすべきではないとの指摘が出ているが、馬氏は「会談は次の選挙のためではなく、次世代の幸福

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“台湾では来年１月に総統選があり、馬総統は５月に退任する。今回の会談には総統選への影響を考慮したとの批判や、退任間際に台湾の将来にかかわる重大な決定をすべきではないとの指摘が出ているが、馬氏は「会談は

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台湾の馬総統「中台会談の目的は現状維持」