宇都宮市がJR宇都宮駅東部で進める次世代型路面電車(LRT)の整備事業をめぐり、私鉄大手の東急電鉄(東京都渋谷区)が技術協力に応じることが2日、関係者への取材で分かった。一方で、運行を担う運営主体などの事業参画には、県内外の複数の交通事業者が関心を示している。市は目標の2019年度にLRTを開業するため、14年度中にも事業運営の枠組みを決め、早期着工に道筋を付けたい考えだ。 関係者によると、市が昨年、民間の軌道事業者にLRT事業への参画意向を調査したところ、県内外の複数の交通事業者から関心が寄せられた。また軌道整備や運転士養成などの技術協力に応じる事業者もおり、そのうちの1社が東急電鉄だという。 東急電鉄は東京都世田谷区の三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ世田谷線(5キロ)で軌道事業である路面電車を運行。LRTの運転士は鉄道事業とは異なる免許が必要であるため、市は運転士の養成所がある同社から協力