北九州市教育委員会は27日、児童に対して不適切な言動があったとして、小倉南区の市立吉田小学校の男性教諭(59)を停職6カ月に、監督責任として校長(56)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。 市教委によると、教諭は1月、担任をしている小学2年のクラスで、連絡帳を忘れた男児に代わりの紙をカッターで切って渡そうとした際、その紙を教壇の上に置いてカッターの刃が折れるまで何度も突き刺した。折れた刃は教壇から飛んだが、男児にけがはなかった。 この教諭は、別の男児が図工の授業中にふざけて絵を描いたとして、絵を足で踏んでゴミ箱に捨てる行為も確認された。校長はそれらを把握しながら、適切に市教委に報告しなかったという。教諭は3月から病気休暇を取っている。 このほか体罰があったとして中学校の2人の男性教諭が懲戒処分を受けた。小倉南区の教諭(26)は昨年12月、当時勤務していた若松区の中学校で、たばこを吸った男子生