今年に入ってからとある事情で『対馬国卜部亀卜之次第』『対馬亀卜伝』など、江戸時代に書かれた亀卜関係の書をつらつらと読んでます。その中で読んでいて思わず笑ってしまった記述があったので、以下にその部分を引いておきます。 …… 某昔大掌【ママ】會ノ時ノ亀卜ノコトヲ聞シニ坐(ナマ)シキ亀ヲ焼レシホドニ臭気甚シテ堪ズト云ヒキ…… ……常憲院様御代ニ京都大嘗會ノ時分必亀ヲ灼申例有之ニツキ亀ヲ灼申候公家方ニモ其方一人存知タル人無之生亀ヲ灼申故殊ノ外臭ク難義致シ候由ニ御座候…… 下の条は常憲院(五代将軍徳川綱吉)の時代、東山天皇が即位する時にそれまで長らく途絶えていた大嘗祭が復興されることになったのですが、儀式の準備や進行のさせ方 がいまいちよく分からなかったらしく、取り敢えず亀卜をやることになっているからと、おそらく表面のぬめりを取るというような下準備を充分にしないまま亀の甲羅を火にくべてみたところ、強
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