4月10日は、最新作『海辺の映画館―キネマの玉手箱』の公開予定日だった。この日、映像の魔術師・大林宣彦監督が、肺ガンのため亡くなった(享年82)。『ねらわれた学園』(1981年)、『転校生』(1982年)など、数多くのヒット作を放ち、長く映画界を牽引してきた。 映画コメンテーターの有村昆さんは、こう語る。 「大林監督は、インディペンデント映画出身で、CMディレクターなども経験されていたので、どの作品も実験的で、演出も大胆でした」 7年前、本誌は、映画『時をかける少女』の公開30周年の節目に、大林監督にインタビューをおこなった。2013年7月29日、午後1時50分。都内にある大林監督の事務所に、タイムトラベルしてみよう。 * 1982年、「角川映画大型新人女優募集」で特別賞を受賞した原田知世が、新作映画の主演に抜擢された。当時、中学3年生だった。 「(角川)春樹さんが、知世に惚れたんですよ。
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