外国に行くとまず気がつくのは「光の色が違う」です。 風景すべての色合いが日本と違う。 木々の緑も、土の色も、空の色も、 一緒にいる家内の肌の色まで違って見える。 初めて家内とドイツ(家内の故国)に行った時、 日本ではローソクのように白く見えた家内が、 ドイツに来ると肌の色も髪の毛の色も背景の色とすっかり溶け合ってとても自然な美しい色に見え、 『ああ、この人はやっぱりここの土地の人なんだなぁ』 と思ったものです。 これは写真や映画のフィルムを現像したときにも感じる事で、 日本のメーカーのフィルムはアオとミドリの色が強く、 コダックのフィルムはアカと茶系の色が強く表現されます。 これはメーカーの本社がある場所の色の見え方を反映していると思われます。 実は色というのは波であって、 定義できるものです。 つまり、どこに行っても、「色」自体は再現できるものです。 しかし、 その見え方は「見る環境」に