首都直下地震、消防隊員も病院も足りない 中央防災会議2008年12月13日11時37分印刷ソーシャルブックマーク 首都直下地震が起きた場合、消防隊員も、けが人を治療する医療施設も圧倒的に足りなくなる。こんな問題点が、国の中央防災会議が12日に発表した応急対策計画で明らかになった。 計画は、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が、冬場の夕方6時に発生するという想定に基づき立てられた。東京と茨城、埼玉、千葉、神奈川の1都4県で死者は1万1千人、全壊や焼失する建物は85万棟に達するという。 このうち41万棟が焼失する都内では、地震発生から12時間後には消防隊員4760人が不足する。被災地以外の消防組織や自衛隊の消防隊が応援に駆け付ける計画だが、この時点で都内に到着できるのは2690人と必要数の6割に満たないことが分かった。 こうした事態に対応するため、中央防災会議は今回、(1)被災し