「アルバイトの離職率の平均ってわかりますか?」 先日、同僚にそんなことを聞かれました。おそらくクライアントから質問されたのだと思います。アルバイトの離職率の高さは採用コストにそのまま跳ね返っていくので、接客やサービスなど、アルバイトを数多く活用する労働集約型の企業としては常に頭の痛い問題です。離職率は低ければ、低い方がいいに決まっています。とはいっても、ゼロというのはありえないわけで、そうなると知りたくなるのは「他さんは、どうなんだろう」ということ。離職率が高いか低いかというのは、結局は相対的なものですし、似たような企業の平均を知れば、ある程度、諦めがついたり、経営層への説明がしやすい。 そんな背景からの冒頭の質問だったと思うのですが、その時は答えるのが難しいかなと思いました。離職率(※)に関しては法的な定義や算出方法も決まってないので公的な調査も行われていないでしょうし、しかもアルバイト