キャンプブームの追い風を受け、業績を伸ばすアウトドアメーカーのスノーピーク(新潟県三条市)。そのスノーピークが、世界に向けたブランドの発信地と位置付けるのが長野県白馬村だ。7月には北アルプスを間近に望む、標高1200mの八方尾根・北尾根高原に超高級グランピング施設をプロデュースした。 2020年春には、JR白馬駅前に大規模な複合商業施設を開業する。外国人観光客が急増する白馬で、自治体や地元企業と手を組み、ブランド発信と地域の活性化を目指す戦略を追った。 ラグジュアリーホテル並みのサービス 7月下旬、白馬八方尾根の中腹、北尾根高原展望台まで上がると、さわやかな風が吹き抜けた。この日の白馬村の気温は28.8度と夏日だったが、標高1200mの展望台では観光客が、デッキチェアでの読書や、記念撮影を楽しんでいた。雄大な北アルプスが間近に迫る高原に、グランピング施設「スノーピークフィールドスイート白馬
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