フジテレビの「スーパーニュース」で下北沢問題が報道された。 防災vs文化という見方は、すでになんども取り上げられた切り口であるし、「わかりやすいけれど誤解に満ちている」ということは以前も書いたことがある。報道には自由がある。だからどのような描き方をしようと別に文句などいうつもりはない。ただ、今回は「これがNewsか?」ということについて問題提起したい。 今回の報道で新しいこと(Newsなのだから、基本的に新しい部分や独自の切り口がないと寂しいと僕は考えている)は竹中直人さん主演の「男はソレを我慢できない」という映画が近々公開されるということだけだった。そう。実はこれはNews番組の形式をとってはいるけれど、映画の宣伝であり、フジテレビの番組ディレクターが描いた「ドキュメンタリー風下北沢問題ドラマ」なのだ。フジがこの件の取材に来たのは、とりあげていた映像(1/18のサウンドデモ)からもわかる