3日、五反田。即売会ではなく、古書会館で南部主催による「古本屋開業講座」が開かれたのだ。50名定員のところ、ほぼ満杯だった。遠く東北、静岡、おおさかからも来ていた。半分が40以下のわりあい若い層。ご夫婦か、カップルも5、6組はいた。 うさぎ書林さんの企画、司会進行で、古書一路さん、ほん吉さん、田八(でんぱち)さん、トリが西村文生堂の西村さんと、それぞれの経験、立場から、古本屋経営と組合加入のメリットなどを話された。4時間近く座りっ放しだったので、最後ケツが痛くなったが、教えられるところ多く、有意義な会だった。当然ながら、それぞれ一国一城の主であり、みなさん、信念を持ってやっておられる。百店あれば百の信念があるわけで、逆に信念がなければ、またたくまに瓦解してしまうような商売でもある。そこのところがおもしろかった。 ネット専門の古書田八さんはヨコハマの古書店で長らく店員をされていて、平成19年