パナソニックは2月3日、2012年3月期連結最終損益(米国会計基準)が7800億円の赤字(前期は740億円の黒字)に膨らむと発表した。 ……中略…… 12年3月期の赤字額が従来予想の4200億円から7800億円に拡大するのは、09年に三洋電機買収で発生した「のれん」と呼ぶ資産の減損処理として新たに2500億円の損失を計上することが主因だ。(日本経済新聞 2012年2月4日朝刊より) パナソニックが、業績予想修正を発表しました。従来予想から赤字額が増加した原因として、「のれん」の処理による損失計上が挙げられています。 この「のれん」という言葉は日常でも使いますが、会計の専門用語としても使われるのをご存じでしょうか? 今回は会計的な意味での「のれん」について解説します。 【1】ドラえもんの価格はおいくらですか さて皆さんは、ドラえもんを購入するなら、いくら払ってもいいと考えますか? 考え方はい
