タグ

ブックマーク / rootport.hateblo.jp (8)

  • 社畜の異常な愛情/または日本人は如何にしてラクするのを止めて労働を愛するようになったか - デマこい!

    マイケル・サンデルによれば、アメリカ人は「失敗に報酬が支払われること」を許しがたい不正義だと感じるらしい。比べて日人はどうだろう? 「労働せずにカネを得ること」にやたらと厳しい……という印象を私は感じる。右派と左派、保守とリベラルを問わず、「働かざるものうべからず」と主張する。 ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上) 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林正弥,杉田晶子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/10/22メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 151回この商品を含むブログ (56件) を見る これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/

    社畜の異常な愛情/または日本人は如何にしてラクするのを止めて労働を愛するようになったか - デマこい!
  • テレビを捨てよ町へ出よう!/日本の中高年がすべきこと - デマこい!

    私の自宅にはテレビがない。ハッキリ言って退屈だからだ。 どのチャンネルを回しても、まるで金太郎あめのように同じような番組ばかりが流れている。ニュースも娯楽もパソコンが一台あれば充分で、世間の動向を知りたければ新聞を何紙か比較したほうが効率的。しかし、そんな私でも震災の直後はテレビを見ていた。速報性のある映像は、やはりテレビがいちばんだ。近所の定屋に通いつめて、ほかの客たちと一緒にい入るように画面を見ていた。昭和かよ。 インターネットユーザーの間では、テレビの凋落が喧伝されている。けれど現実には、テレビはまだまだ力を失っていない。それどころか、高齢化により影響力を増しているようだ。第一線をしりぞいたリタイア世代は、基的にヒマである。すると何をするのか: 一日中部屋に閉じこもってテレビを見るのだ。 現代日の「テレビ政治」 ‐dongfang99の日記 http://d.hatena.n

    テレビを捨てよ町へ出よう!/日本の中高年がすべきこと - デマこい!
  • 「楽しい!」を仕事にしよう。/知的労働の急激な陳腐化とゲーム化する「仕事」 - デマこい!

    就活デモの悲痛さは、参加者が既存の「勤労」に疑問を持ちながらも、「雇われる」という生き方のロールモデルしか持っていないところにある。 「大学でしっかり勉強してもいいだろう?」 「新卒一括じゃなくてもいいだろう!?」 ――と、口にしながら、二言目には「だから雇ってくれ」と言うしかない。学生たちの立場はあまりにも弱く、彼らのシュプレヒコールは虐待される子犬の悲鳴のようだ。噛みつく牙を彼らは持っていない。 就活生に限らず、いまの私たちは「仕事」の意味を問い直されている。まともに就職をしても、サービス残業まみれで有給休暇もろくに取れない人生が待っているだけだ。内定の取れない学生は、しばしば「大学院進学は最後の手段」だと言う。しかしマスターに進めば就業可能な職種は狭まるし、ポスドクの自殺率はおそろしく高い。それを考えると、進学は地獄への片道切符のように見えてくる。 多くの学生にとって「就職」こそが最

    「楽しい!」を仕事にしよう。/知的労働の急激な陳腐化とゲーム化する「仕事」 - デマこい!
  • 私たちが「豊かな生き方」をするのに必要なもの/競争でも平等でもなく、多様化を! - デマこい!

    ※ツイッターでつぶやいたネタを再編。 “It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is the most adaptable to change.” ――――Charles Darwin 「教育の現場に競争原理を持ち込むべきだ」と訴える“識者”は多い。 いわく、国際社会で勝ち抜ける人材を生み出すためには、若いうちから競争に揉まれておくべきだという。そうでもしなければ、グローバル化する今後の社会に通用する人材は育たない。 一方で、競争に否定的な意見もよく目にする。子供たちに競争を強いても、自分の成績や才能を伸ばすより、他の子の足を引っ張るほうがはるかに費用対効果が高い。だから子供たちの学力は下がり、学級崩壊が頻

    私たちが「豊かな生き方」をするのに必要なもの/競争でも平等でもなく、多様化を! - デマこい!
  • 健康な老人と“かわいそう”な若者 - デマこい!

    不定愁訴というものがある。 とくに老人に多いのだが、なんとなく調子が悪い、体がだるい――と訴えて病院を受診する。それじゃあ検査をしてみましょうということになるのだけれど、疾患が見つからない。いたって健康だという結果になってしまう。医者も患者も困惑するばかりだ。 誰だって歳を取ればカラダが衰える。歯や髪が抜けて、膝や腰がシクシクと痛み、若いころのような無理はできなくなる。しかし病気が見つからない以上、どんなに調子が悪くても「健康」という診断を下すしかない。 「老人の健康」には、こういう矛盾――というかなんというか、判断に迷うところがある。歳を取ること自体が不健康なのだ、と言ってしまえばそれまでだけど、No one lives forever。ノスフェラトゥは実在しない。 健康な老人は多い。けれど彼らは、風邪を引いた高校生よりも体力で劣る。 「健康な老人」という言葉は、一見矛盾する二つの要素を

  • 匿名の人々が世界を動かす時代/ハッカー集団“アノニマス”の正体 - デマこい!

    国際的ハッカー集団のメンバーが、凶悪な麻薬カルテルに誘拐された。囚われた仲間を助けるため、ハッカーたちは「情報公開」を武器に敵を脅迫、みごと人質の解放に成功した――。 これはハリウッド映画のあらすじではない。つい先日、現実におこった事件だ。かなり話題になったので、ご存じの方も多いだろう。国際的ハッカー集団“アノニマス”Anonymousと、メキシコの麻薬カルテル“セタス” Los Zetasの情報戦争だ。一見すると、法的にグレーどころかほとんど真っ黒な二つの組織の抗争――のように見える。 アノニマス、麻薬組織に「宣戦布告」 メキシコ http://www.asahi.com/international/update/1101/TKY201111010499.html?ref=reca アノニマス「仲間解放された」 麻薬組織から脅迫つきで http://www.asahi.com/inter

    匿名の人々が世界を動かす時代/ハッカー集団“アノニマス”の正体 - デマこい!
  • グローバル化・IT化はただの社会変化ではない、人類史上の大事件だ。 - デマこい!

    ※この記事は移転先ブログ「デマこい!」に転載済みです。 「紙の資料をエクセルへ打ち込むことに心血を注ぐ人がいる」という話をしたら、友人が飛びあがるほど驚いた。その友人は某ゲーム会社のクリエイターで、「んなもんコンピューターにやらせろよ」とすげない返事。はてな界隈にはSEや理系研究者が多いので、この友人に同意する人ばかりだろう。私も心からそう思う:単純な事務作業は、すでに人間のすべき仕事ではない。ヒトは創造性を発揮することこそに、その脳を活かすべきだ。 人工知能に受験の試練・・・10年後の東大合格目標 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111105-OYT1T00477.htm ※受験勉強が単純作業か創造的行為かは意見が分かれるだろうけれど、従来から“知性”と呼ばれてきたものの大部分は、すでにコンピューターで代替できる。 しかし、企業の管理部門や

    グローバル化・IT化はただの社会変化ではない、人類史上の大事件だ。 - デマこい!
  • かしこい人のニュース読解法/議論の苦手な人は何ができていないのか - デマこいてんじゃねえ!

    ヒトは「頭の使い方」を覚えると賢くなる生き物だ。 かけ算九九しかり、元素記号の語呂合わせしかり、丸暗記してしまうことで思考をスピードアップできる。理系大学生のサイフは平均的に文系大学生のサイフよりも軽い。なぜなら彼らは数字に強く、「おつりのコインを最小にする計算方法」を身につけているからだ。それに加えて実験とレポートに追われてバイトができないという涙ぐましい事情がある。 私は学生時代に、ちょっとだけ英語ディベートをやっていた。その時に先輩に教えてもらった「ニュースの読み方」が今でも役に立っている。ニュースを読むにはトレーニングが必要で、読み慣れないうちは、「なにが問題なのか分からない」のが最大の問題となる。逆に「読み方のテンプレート」を覚えてしまえば、そのニュースの論点を即座に見抜けるようになる。かしこい人はこうやってニュースを読むのか! と当時は感心した。 今回のエントリーでは、その一部

    かしこい人のニュース読解法/議論の苦手な人は何ができていないのか - デマこいてんじゃねえ!
  • 1