世界の大学を見学した大学研究家です。北はケンブリッジから南はホーチミン、西はリスボン、東はマサチューセッツまで行きました。 メールはこちら kurikin@juno.ocn.ne.jp ←読後にクリックをお願いします
同じ11月にウラジーミル・プーチン大統領に宛てた特別陳情が国立芸術学大学によって始められた。「人文科学の破壊を止めろ!」というのが陳情書のタイトルだった。 新年を間近に控えた12月下旬には、モスクワにある国立貿易経済大学の学生と教授陣が、別の大学との統合に反対する抗議の一環としてストに踏み切った。 実際、2つの大学の統合は教育省の認可を受けた措置であり、同省は最近、モスクワの「見込みのない教育機関」のリストを公表していた。このリストによると、一部の教育機関・大学は閉鎖され、一部は「有望な」大学と統合されるという。 本稿では、特定の活動や出来事ではなく、ロシアの大学の代表者たちを抗議やストに駆り立てることになった制度上の危機について論じていきたい。 教育制度の危機は決して予想外のことではなかったし、突然生じたわけでもない。実際、ロシアの大学教育制度はソ連体制が行き詰まった1980年代からずっ
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