米国公共図書館による電子書籍貸出サービスと利用者 2012年6月22日,米国の調査機関Pew Research Centerが,“Libraries, patrons, and e-books”と題する調査レポートを公開した。この調査レポートは,Pew Research Centerによる電子書籍調査プロジェクトレポートの第2弾にあたるものであり(E1288参照),公共図書館の役割を検証する内容となっている。このレポートに対しては米国図書館界も高い関心を示し,7月3日には,米国図書館協会(ALA)の情報技術政策局が,レポートの重要箇所とそれに関する見解等をまとめた背景説明書(Backgrounder)を公開した。ここでは,このALAの見解を引用しつつ,Pew Research Centerの調査レポートを紹介する。 公共図書館の電子書籍貸出サービスの認知度に関し,調査レポートは,この1年間
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