国際競争力の強化が課題となっている大手電機メーカーのNECは、韓国のサムスングループが海外事業を担う人材の育成に成果を上げてきた英会話テストを導入することを決めました。 NECが導入を決めたのは、アメリカの非営利団体が運営し、世界40か国で実施されている「OPIc」と呼ばれる英会話力の判定テストで、この試験を、新入社員や海外赴任を希望するすべての社員に義務づけるとしています。 このテストは、世界でスマートフォンの販売台数を急速に伸ばすなど業績を拡大しているサムスングループが活用していることで知られています。 NECは、サムスングループの世界戦略拡大の背景には、海外事業を担う人材の育成に成果を上げてきたことがあるとみて、かつて半導体事業などでライバルだったサムスンから、このテストの日本での販売権を取得する形で導入を決めたものです。 会社側では、このテストをほかの日本企業にも販売していくとして