福岡県警博多署に窃盗容疑で逮捕された男が、マンションの郵便受けに保管してある鍵を使って部屋に侵入する手口で、福岡市内を中心に約20件(被害総額100万円超)の盗みを繰り返していたことが捜査関係者への取材で分かった。 同居人の帰宅や紛失に備えて鍵を郵便受けに入れっぱなしにする若者が多く、同署などは「郵便受けを鍵置き場にしないで」と注意を呼びかけている。 捜査関係者によると男は、福岡市内の20歳代の飲食店従業員。同市博多区のマンションの一室に忍び込み、ゲーム機などを盗んだ疑いで、窃盗と住居侵入容疑で5月に逮捕された。 男は、投函(とうかん)口が広かったり、無施錠だったりする郵便受けに入れてあった鍵を盗み、インターホンを押して住人の留守を確認した上で侵入。中には、鍵を盗まれていることに気づかず、2度被害にあったケースもあった。被害者の大半が20歳代の若い女性だという。 男は、自分も外出時に鍵を郵