一連のシステム障害について記者会見するみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長=東京都千代田区で2021年6月15日午後5時5分、吉田航太撮影 みずほフィナンシャルグループ(FG)が15日に発表したシステム障害についての第三者委員会の調査報告書には、企業体質を問題視する厳しい言葉が並んだ。過去のシステム障害の教訓を生かせなかったみずほは、失敗の連鎖を断ち切ることができるのか。 「これまでもやれることをやってきたが、まだまだ課題がある。企業風土の問題を克服したい」。みずほFGの坂井辰史社長は同日の記者会見で、厳しい表情で語った。 傘下のみずほ銀行は、2月末から2週間足らずで4度システム障害を起こした。報告書では、それぞれ障害の原因は異なるものの共通する人為的な原因として、危機対応への組織力の弱さ▽ITシステム統制力の弱さ▽顧客目線の弱さ――の3点を挙げた。 なかでも報告書が問題視したのが、
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