戦後最大級の未解決事件である下山事件の発生から、明日で65年が経つ。これは1949年(昭和24)7月5日、国鉄総裁の下山定則が都内で行方不明となり、翌日未明になって常磐線の綾瀬駅付近の線路上で轢死体となって発見されたという事件だ。 その前月に公共企業体・日本国有鉄道として運輸省から独立したばかりだった国鉄では、9万5千人もの職員の削減が予定されており、労働組合と国鉄当局が激しく対立していた。それだけに、人員整理の責任者たる下山の死は国鉄内外に衝撃を与え、さまざまな憶測を呼んだ。その死因からして、自殺か他殺かで捜査当局・ジャーナリズム・法医学界は大きく二分されることになる。警視庁は翌年1月に自殺説を濃厚に臭わせる捜査最終報告書を発表したものの、明言は避けたまま早くも捜査本部を解散した。刑事事件としては15年後の1964年に時効が成立、真相はいまもって謎である。 ■国鉄球団がセ・リーグに加盟し
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