スペインのサンチェス首相は6日、新内閣の閣僚を発表した。17人の閣僚のうち女性が11人を占め、AFP通信によると、スペイン史上、最も女性の割合が多い内閣になった。 サンチェス氏は財政相や経済相、国防相などの要職に女性を起用。BBCなどによると、女性閣僚の割合は欧州で最多になった。 一方で、欧州連合(EU)重視の姿勢も鮮明にした。外相に元欧州議会議長のジョゼップ・ボレル氏を起用したほか、経済相にはEUの予算担当部門の高官だったナディア・カルビーニョ氏を充て、EUが求める財政規律に配慮する姿勢を見せた。(疋田多揚)